COLUMN

【投資先インタビュー】AIを活用して子供たちを守る!Adora株式会社 冨田直人社長

  • AI
  • INTERVIEW
2024.09.10

先日弊社は、AIを活用したペアレンタルコントロールアプリ「コドマモ」の開発及び運営を行うAdora株式会社へ出資を行い、ベンチャーエコシステムの仲間として歩み始めました。

☆Adora株式会社への出資に関するプレスリリースはこちら
https://d-pops-group.co.jp/column/adora/

 

今回は、Adora株式会社の創業者である冨田直人社長へ、創業の秘話やペアレンタルコントロールアプリ「コドマモ」に対する思い等についてお伺いしました。

 

①創業のきっかけは?

愛知県警から私が客員教員として勤めていた藤田医科大学に「子どもがSNSで犯罪などに巻き込まれているからテクノロジーを活用するいいアイデアはないか」というご相談をいただき、愛知県警と藤田医科大学と私たちで連携してコドマモを作り始めることになりました。

☆愛知県警察 アプリ「コドマモ」の紹介
https://www.pref.aichi.jp/police/anzen/shounenhikou/shounen/kodomamo2023.html

②サービスの概要を一言で簡単にご紹介ください

お子さまのスマホ利用に関する保護者の心配ごとをAIを活用してまるっと解決する、いわゆるペアレンタルコントロールのサービスです。具体的には、お子さまと保護者のスマホにインストールしておくと、お子さまが危険なチャットに巻き込まれていることを検知したり、スマホの使いすぎを防ぐスクリーンタイムの制限をかけたり、歩きスマホの防止をしたりすることができます。

 

③ここがどんな類似会社よりも優れている、というポイントは?

お子さまの危険なチャットの検知、歩きスマホの防止、危険な自撮りの検知などの、既存の主なペアレンタルコントロールアプリには搭載されていない一方で、保護者の強いペインを解決できる機能がある点で優れています。

 

④起業以来、最も苦労したことは?

「何が求められているユーザー体験なのか」という点を突き詰めて考えることに苦労しました(いまも苦労しつづけています)。

例えば、ペルソナの例に「中学生の子どもを持つ母親」がありますが、私はそのペルソナには当てはまらないため(これは客観的にユーザーの観察ができ、自分のn=1の確証バイアスに囚われずにすむ、という点ではメリットだと感じていますが)、とにかく多くの情報収集やインタビュー、データ分析をチームで行い「良いUX」を作ることに全力を尽くしてきました。

また、プライバシーを重要視した設計になるように、尽力してきました。例えば、お子さまのチャットや撮影した画像は、端末上(ローカル)で機械学習モデルがその危険性を判定することで、私たちのサーバーには元データが送られることなくプライバシーが守られる設計になっています。

 

⑤株主に対して最も期待することは?

有識者や業界のキーパーソンや企業などをご紹介いただくことについて、最も期待しています。

 

⑥D-POPS GROUPからの出資を受けて良かったことは?

携帯販売代理店でコドマモをご案内していただくためにディ・ポップスグループのグループ会社の皆さんにお会いし、アドバンサーの細田社長や大橋さん、ディ・ポップス 営業本部長の坂巻さんなどをはじめとする方々に、信じられないくらい多くのサポートをしていただいており、出資を受けてよかったと感じています。また、ディ・ポップスグループの後藤社長からの業界知見に基づくアドバイスをいただいたり、アドバイザーである杉原さんからご人脈を生かした有識者の方々をご紹介していただいたりしており、大変助かっております。

☆アドバンサー株式会社
https://advancer.co.jp/

☆株式会社ディ・ポップス
https://d-pops.co.jp/

 

⑦ベンチャーエコシステムの実現に対して共感する部分はどんなところですか?

ディ・ポップスグループの方々とお話ししていると「エコシステムのため」という言葉をよく聞くのですが、エコシステム全体のために活動することが善であると信じて動かれていることが伝わってきます。深い社会課題の解決には、1社で成果を出すだけでなく、他の企業や、行政・研究機関など様々なステークホルダーと連携することが重要だと、日々事業を運営しながら感じるので、私もその姿勢に共感すると共に、見習っていかなくてはと思っています。

※チームメンバーとの共同生活の様子

 

⑧理想とする10年後の会社とは?

世界中で大きなスケール感を持って社会課題解決できている会社になりたいと考えています。

 

⑨その未来に向けての今後の課題は?

まずは、日本や韓国でPMFした後、アジアを中心にグロースしていきたいと考えています。

 

⑩最後に一言

ディ・ポップスグループからの出資受け入れはオススメです!!

 

【Adora株式会社】
代表者:代表取締役社長 冨田 直人
所在地:東京都世田谷区
設 立:2023年7月
コドマモサイト:https://www.kodomamo.com/

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