
2025年10月2日(木)に、ベンチャーエコシステムサミット2025を開催いたしました!
「この日から、未来を変え、突き抜ける。」をコンセプトに、起業家の未来が変わるような刺激と学びを得られる1日を提供したい、そんな強い想いから構想が始まり、KDDI共同創業者の千本倖生氏、元駐米大使の藤崎一郎氏をはじめとする各界のトップリーダーが一堂に会した、唯一無二のサミットとなりました。
この記事では、後半のセミナーの模様をお届けいたします。
(前半はこちらの記事をご覧ください。)
昼食をはさんで続いては、「Next Breakthrough 〜 未来を切り拓く若手起業家たち」と題し、3名の方にピッチをしていただきました。
まずは、Adora株式会社 代表取締役 冨田 直人さん。
子どものスマートフォン利用を安全に守るためのペアレンタルコントロールアプリ「コドマモ」を運営しています。

続いては、株式会社Payke 代表取締役CEO 古田 奎輔さん。
商品についているバーコードをスマートフォンで読み取ると自分が設定した言語で商品情報を受け取ることができるアプリ「Payke」を運営しています。

最後に登壇したのは、株式会社M&Aクラウド 代表取締役CEO 及川 厚博さん。
世界初の買い手の顔が見えるM&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」を運営しています。

20代~30代の若手起業家でありながら、社会課題を解決するサービスを拡大している3名のピッチは、参加者にとって大変刺激のあるものでした。
続いては、シブヤスタートアップス株式会社 代表取締役会長 渡部 志保さんと、株式会社ディ・ポップスグループ アドバイザー 杉原 眼太さんによるパネルディスカッション「なぜ今スタートアップ支援なのか?」。
Google出身という共通点、そして現在は同じ渋谷区の中でスタートアップの支援を行っているお二人。グローバル経験の多いお二人だからこそわかる日本のスタートアップの魅力や日本を盛り上げていきたいという思いのあふれるディスカッションでした。


続いては、「Next billion 〜 売上1000億への挑戦」と題し、株式会社マーケットエンタープライズ 代表取締役社長 小林 泰士さん、株式会社ダイブ 代表取締役社長 庄子 潔さん、株式会社エル・ティー・エス 代表取締役 樺島 弘明さん、株式会社NEXT ONE 代表取締役 斉藤 徹さんにご登壇いただきました。
売上100億円を実現したポイントやHard Things、これからのビジョンなどを、市場分析を交えながらお話しいただきました。
数々のHard Thingsを乗り越えたからこそわかる、経営者として大事なポイントを教えて頂きました。


次に、NTTドコモビジネス株式会社 常務執行役員 本髙 祥一さんがご登壇されました。
ディ・ポップス創業間もない頃からドコモショップ運営のお仕事でご一緒してきた本髙さん。現在はNTTグループを牽引する存在として、AIや地方創生など様々なビジネスをされています。
今回はベンチャー起業家が参加する本サミットで、NTTドコモビジネスとの協業のきっかけになるようなプレゼンをしていただきました。懇親会では名刺1箱分が無くなるほどのご縁ができたとのこと。

続いては、「トランプ時代 日本はどう生きるか」をテーマに、元駐米大使で現在日米協会の会長を務める藤崎 一郎さんにご登壇いただきました。
ユーモアのあるつかみから、日本と米国の関係について分かりやすくプレゼンしていただきました。
起業家が集まるセミナーで外交についてのプレゼンは珍しいと思います。ただ、大国との交渉の方法や緻密な分析力は経営者にとって学ぶべきことが多くあります。また日本の状況について、ニュースを見るだけでは知ることのできない藤崎さんの視点は、海外と取引のある経営者にとって今後のビジョンを考える大きなヒントになりました。

最後は、KDDI共同創業者で連続起業家の千本倖生さんにご登壇いただきました。冒頭でおっしゃった「日本の中で意欲をもって新しいことに取り組もうと思っている人は0.1%もいないと思う。ここに参加している人はその0.1%だ。衰退の30年は終わった。これからの日本の30年は完全なリカバリー・そして成長の30年になる。」という言葉は、参加者の心に灯をともしました。
KDDI創業時のヒストリーや現在の世界の状況、そしてリスクを取って挑戦することの大事さなど、経営者の心に刺さるお話をしていただきました。参加者からは「心が震えた。」「感動して涙が出た。」などの感想を数多くいただきました。

最後は抽選会を行い、書道家の岡西さんに書いていただいた「志」のパネルを1名の方にプレゼントしました!
非常に学びの詰まったセミナーとなりました。
次回の記事では、大変な盛り上がりとなった懇親会の模様をお届けします!
