
12月24日、ディ・ポップスグループでは、グループ各社の経理をはじめとするバックオフィスメンバーを対象とした研修を開催いたしました。
今回の研修は、研修講師である金さんのご厚意による発案で、バックオフィスが単なる「事務処理部門」ではなく、フロント部門がパフォーマンスを発揮するための「サービスプロバイダー」へと進化することを目的に、バックオフィスメンバーとしての役割を再認識し、やりがいを感じていただいたり、自己肯定感を高めていただくために実施されました。
講師紹介:IPO・IRコンサルタント 公認会計士 金 誠智 氏
講師には、IPO準備支援ツール「はじめのIPO(はじめのいっぽ)」を展開するアイスリー株式会社 代表取締役の金 誠智(キム ソンジ)さんをお迎えしました 。
金さんは、有限責任監査法人トーマツを経て、株式会社カチタスの東証一部上場(現プライム)をIPO準備室長として主導。その後も、IRやサステナビリティ開示を担当し、時価総額数千億円規模までの成長を牽引したメンバーです。また、子会社の株式会社リプライスの管理部長・経営企画室長も兼務してバックオフィス部門を管掌した経験を踏まえて、今回の研修を実施していただきました。

研修のポイント:フロント部門を貢献するバックオフィスの在り方
研修では、バックオフィスがフロント部門を支え、共に顧客へ価値提供するためのマインドセットについて、以下の重要な概念を学びました。
1. ノードストロームの組織図:フロント部門を支える「逆ピラミッド」
研修の柱となったのが、米国の百貨店ノードストロームで有名な考え方を引用した、顧客を頂点とした「逆ピラミッド型」の組織図です 。
この図において、バックオフィスはフロント部門(営業部門)のすぐ下に位置し、彼らを全力で持ち上げる役割を担います 。
「バックオフィスの1分は、営業の10分に匹敵する」
バックオフィスが事務負担を軽減し、心理的安全性を高めることで、フロント部門は本来の業務である「顧客への提供価値向上」に100%集中できるようになります 。
2. 「バックオフィスが社風を決める」
「どちらのオフィスに帰りたいか?」という問いかけを通じ、バックオフィスの明るい挨拶や細やかな対応が、会社全体の雰囲気(社風)を作り出すことを再確認しました 。
バックオフィスが「お帰り!」と温かく迎える文化は、心理的安全性を高めるだけでなく「相談しやすい雰囲気づくり」に繋がり、フロント部門から気軽に相談がされる風土が醸成されます。相談を受けることは一見手を止めることに見えますが、フロント部門が相談しづらいがために事前相談なく勝手に進められて手戻りの方が手間になることから、事前相談を受ける風土は「事前の一手は事後の百手に勝る」という文化づくりにつながるという考え方です 。
3. 期待を超える「フリンジサービス」の提供
本来の役割である「コアサービス(月次決算や正確な報告)」に加え、フロント部門を補完する「フリンジサービス(付加的サービス)」の重要性についても議論されました 。
自分の仕事だけをそつなくこなすだけでなく、+αの仕事を「やっておきました」という一歩先のサポートがセクションの壁を低くし、組織の中に「感謝と協創」を生み出します 。そして、これからのAI時代においてはこのフリンジサービスこそがバックオフィスの価値に繋がるということを強調されていました。

ベンチャーエコシステムの創造に向けて
ディ・ポップスグループが掲げる「ベンチャーエコシステムの創造」において、グループ各社における管理人財の育成や管理部門の強化もとても重要なピースです。
これからも金さんのようなトッププロフェッショナルとの繋がりをグループとして実施していき、まずはグループ各社に会社の成長を支える「万全なバックアップ体制」を構築できる環境、ノウハウ、人財を整えてまいります。
研修を終えて
受講したメンバーからは、「自分たちのサポートが営業の成果に繋がっていると実感でき、誇りを持てた」「現場のメンバーを大切なパートナーだと思って接したい」といった前向きな決意が多く語られ、研修の狙い通り自己肯定感が高まったと思います。

クリスマスイブに開催された今回の研修。最高の「学び」というギフトを受け取ったメンバーたちの表情は、これからのグループの躍進を確信させるものでした。金さん、クリスマスのお忙しい中、熱気あふれる講義をありがとうございました!
また、研修に参加いただきましたディ・ポップスグループ、ディ・ポップス、アドバンサー、アットマークソリューションの皆様、研修お疲れさまでした。研修での「学び」が、これからの皆様と各グループ会社の成長に役立つと大変嬉しいです。
D-POPS GROUP 執行役員 公認会計士 米谷好弘
