COLUMN

【グループ会社インタビュー】 株式会社グッド・クルー 堀 哲郎 社長 ~後編~

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2025.03.31

D-POPS GROUPでは、現在約23社のグループ会社が仲間となっています。
今回は、ディ・ポップスグループのグループ会社第1号である株式会社グッド・クルーの堀 哲郎 社長へ、インタビューしました。
(こちらのインタビューは、2025年2月に実施しました。)

前編の記事は、こちらからご確認ください。

 

◆同業他社に比べて優れているポイント

-杉原-
グッド・クルーさんが同業他社さんに比べて優れているポイントはどんなところですか。

-堀-
本事業は「成長支援型の人材派遣」と「劇場特化型のロビープロモーション」の2つのサービスを展開しています。

人材支援事業では、正社員を派遣することで定着率が高く、LTVも長くなります。キャリアコンサルタントによるサポートで、本人のプロファイリングや教育にも力を入れており、派遣から人材紹介、試し働き型の紹介予定派遣まで一気通貫で提供できるのが強みです。

また、ロビープロモーションでは、全国の映画館で獲得イベントを開催し、サブスク動画や定期購入商品などの契約商材にも対応。オペレーションから企画開発・提案までスムーズに行え、クレームもほぼゼロです。

人材支援では、履歴書だけではわからないスキルや適性をプロファイリングし、本人の強みを明確化・データベース化することで、卒業後の就職支援にも活用しています。

現在、社内には4名のキャリアコンサルタントが在籍し、面談を通じてキャリア形成をサポート。企業側には「試し働き型の紹介予定派遣」を提供し、実際に働いてもらった上で直接雇用に切り替える仕組みを整えています。

-杉原-
直接雇用で3ヶ月の試用期間があるのではなくて、最初からこれはお試し就職だということですね。なんかいろいろな挑戦ができそうな制度ですね。

-堀-
雇用から教育、就職サポートまで一気通貫でできるのが強みで、他社にはない仕組みだと思います。
毎月全員と面談しているので、卒業しそうなメンバーも事前に把握でき、キャリアコンサルタント資格を持つスタッフがしっかりサポートしています。
現在、社内のキャリアコンサルタントは4名ですが、今後さらに増やし、3年以内に外部委託も含め30名体制を目指しています。

◆「感情移入能力」と「感情移入接客」について

-杉原-
話は少し変わりますが、ホームページに「感情移入能力」と「感情移入接客」というキーワードが出ていましたが、こちらについて、それぞれの言葉を作った経緯と思いを教えてください。

-堀-
「感情移入接客」は、僕や後藤さんが店長時代に作った言葉で、ディ・ポップスで商標登録しています。グッド・クルーでは「感情移入能力」として商標を取っていて、接客に限らず、どんな場面でも大事な考え方だと思っています。

感情移入って結局、お客様の背景をしっかり理解し、その人に合った言葉やトーン、話の深さを調整しながら接客することなんです。例えば、70代のおじいちゃんおばあちゃんに専門用語ばかり使っても伝わりづらい。だからこそ、相手がわかりやすい言葉で伝えたり、お店に立ち寄った理由まで想像することが大切なんです。

ただモノを売るんじゃなく、お客様の気持ちに寄り添う接客。まさに「Business to FAN」、ファンをつくる接客ですね。

-杉原-
グッド・クルーの社員さんとして派遣される人たちは、この感情移入能力があり、感情移入接客をする社員さんなんですね。素晴らしいですね。

ちなみに全国の映画館でのロビープロモーションについて、もう少し詳しく教えてください。これは今仕込み中の事業なんでしょうか。

-堀-
2023年度より展開しています。ただ現時点では、私どもがやりたいビジネスに行くまでの第1フェーズみたいな形ではあります。映画館の動員数は、コロナ禍は減っていましたが、年々増えてきています。

映画館に来られた方に対してどんな訴求をするかを考えたときに、意外にサブスク系の動画配信サービスを作っている企業さんなどはマッチするわけですね。
基本的にはネットで獲得をしていくものだと思いますけれども、僕らが目指すことはそれをリアルで圧倒的な数を獲得していくこと、現場にてお客様の思考や行動特性に向けて訴求活動に対するノウハウが強みとなると考えています。「映画館イベント日本一」を目指して、これからもっと挑戦していきます!

◆ディ・ポップスに入社したきっかけ

-杉原-
これからますます広がっていくのが楽しみですね。
話は変わりますが、堀さんがディ・ポップスに入社したきっかけは何だったんですか?

-堀-
ディ・ポップスに入る前は、ものづくりがしたくて機械設計を5年、その後、営業力をつけたくて不動産会社で2年働いてました。エンジニア時代は学歴による給料格差にモヤモヤし、営業ではノルマや人間関係にストレスを感じ、社内の派閥にも疲れていました。

半年ほど何もしていなかったとき、友人に誘われてモバイル販売を手伝い、そこで後藤さんと出会いました。「人生しっかり考えた方がいいよ」と言われたのが印象的でした。後日、飲みの席で「夢って何?」と聞かれ、一瞬警戒。でも、起業の経緯や若者への危機感を語る姿に感動し、その夜は眠れませんでした。

数ヶ月モヤモヤしていたある日、仕事帰りに見た綺麗な夕日を見て「このままじゃダメだ」と決意。その場で後藤さんに「入社させてください!」と電話し、即答で「いいよ」と(笑)。給料10万、休みは取れるときに取るという条件でしたが、結局休めませんでしたね(笑)。こうして、履歴書なしでディ・ポップスに入社しました。

◆ディ・ポップスグループ 代表後藤とのエピソード

-杉原-
素敵なエピソードですね。それでは最も古い社員のお1人として、後藤さんの若かりし頃のエピソードなど少しご紹介いただけますか。

-堀-
そうですね。後藤さんは、本当に負けず嫌いな人なんだなというのは、1番最初にすごく思いました。(笑)
というのも、私が入社した当時、大宮の東西に2店舗お店があったんです。入社した時には後藤さんとアルバイトの2人だけで2店舗やっていたので、「じゃあ堀くんここやって」と1店舗を任されました。入社してすぐに店舗にかかわることをすべてやってと言われて驚きました。

店舗営業終了後にアドバイスを聞こうと思って後藤さんに電話したんです。今でも覚えているのは、「これ、どうやってやったらいいんですかね。」と何度も聞いていたら、「自分で考えて、考えて考え抜いて出したものが答えだし、なによりも成長するポイントだよ。だってね、俺らって不可能を可能にするためにここにいるんでしょ。松下幸之助さんも言ってるよ。」と。・・私は思わず心の声が「WOW!」(外国人風に)(笑)

そのあと私がだいぶ店舗の営業に慣れて売れるようになってきたら、営業の途中で後藤さんから電話が来て「今何台売れた?」と聞かれるようになりました。僕が「今日は30台取りました。」と言ったら、「俺は50台だ。」と。途中経過を聞いて、必ず僕より上を行こうとするんです。本当に負けず嫌いだなあと思っていました。(笑)

◆ベーカリーショップへ挑戦した際のエピソード

-杉原-
後藤さんの若かりし頃のエピソードってなかなか聞くことがないですね。
ちなみに、ベーカリーショップに挑戦されたことがあったと聞いたんですが、その当時のエピソードも教えていただけますか?

-堀-
そうですね。私が入社した時に後藤さんから「夢を持て。目標を持て。」と言われました。じゃあ自分はどんな人生にしたいんだろうと考えて出た夢が喫茶店だったんです。

僕は下町に住んでたので、喫茶店のおじちゃんおばちゃんにいつも声かけてもらってました。私の両親が2人とも共働きだったので夜ご飯を作ってくれたり、お世話してもらったっていうのがあって、そのコミュニティがすごく楽しかったんですね。

人って一人ではやはり淋しくなる。喫茶店の様なよりウェットで気軽に集まれるような環境を作れたら、もっと日本もよくなるんじゃないかなんて思っていたんです。
立地を生かした別事業として考えていた時期でもあり、そして機会があり、挑戦したいと考えベーカリーカフェをやることになりました。私自身、1か月間住み込みで、あるベーカリーショップで修業させていただいて、ベイキングの資格なども取りました。

でも、店舗が原宿の一等地にあって、どんなに頑張っても家賃には勝てないわけですよ。初めての素人がやるというところで、8坪しかない場所で、オペレーションを作るのも初めてでしたし、もう、何もかもが一瞬のように過ぎていく日々でした。

営業時間が、朝8時から夜の10時まで。帰るのが大体1時ぐらいで、朝家を出るのが5時です。お店に6時ぐらいに着いて、パンの仕込みをしなきゃいけない。そしてこれを毎日やる。この生活を休みなしで3ヶ月やったら本当に倒れる経験もしました。カフェ事業の難易度や自分の未熟さを痛感しました。結果的にはベーカリーカフェは1年で終了となりましたね。

-杉原-
すごい挑戦ですね。ベーカリーカフェの経験を経て、いつかはご自身の喫茶店をやりたいという夢はまだあるんですか?

-堀-
ありますね。最終的にはそっちでやりたいなと思っています。できれば、中学生や高校生ぐらいまでの学ぶ場というか、若い世代と企業の人が交流できるような場を作っていきたいっていうのはあります。(会員制のカフェバーみたいな)

◆「ベンチャーエコシステムの実現」に向けて

-杉原-
ありがとうございます。D-POPS GROUPが目指しているベンチャーエコシステムの実現に対して、共感する部分はどんなところですか?ベンチャーエコシステム作りを意識した上での活動などはありますか?

-堀-
はい。このベンチャーエコシステムは非常に洗練されたプラットフォームだなと感じています。弊社のホームページも、グループ会社のアイデアランプさんに制作を依頼するなど、密にコミュニケーションが取れています。またその他IT企業や同業HR4社との連携もでき、経営的なことを正直に話せるというところも、このグループならではなんだろうなというのはすごく価値を感じています。

今後で言うと、もっとこのグループの、ある意味リファラルマーケティングみたいに、今自分がこういう課題を抱えていて、こういったところと繋がりたいという思いをみんなに知ってもらって、みんなでギブしていきリファラル連鎖を拡げていく。また各グループで交流を深める会など接点を増やすことでお互いのビジネスを深く知り経営レベルを上げていく。
この可能性っていうのは今後またこのエコシステムで作り上げられるだろうなっていうのはすごく感じてはいます。

なので、自分の会社だけじゃなくて、このグループ会社とあの会社をくっつけたら、新しいものが生まれそうとか、別にそういうエコシステムの中だけじゃなくて、外でもいいと思うんですが、それぞれマッチングできるようなものがこのエコシステムの本来の形になっていくのかななんて思っています。

◆5年後の理想の姿

-杉原-
では、グッド・クルー社及び堀社長の5年後の理想の姿を教えてください。

-堀-
これはもうディ・ポップスグループにも関わるのかなと思うのですが、5年後には学校を作りたいと思ってます。ビジネスの専門学校で、18歳から入れる状態を作って、2年間みっちり通常の座学と実学が学べるようにしたいと思っています。せっかくこれだけグループ会社があるので、グループ会社のインターンも含めて仕事を知り実際にやってみる。そこでどういった知識が必要なのかっていうところを、学べるようにしたいと思っています。そして日本人だけじゃなくて外国人の方も入学できるようにしたいです。

大学へ行くのもいいし、大学に行かないで、ビジネススクールに入って勉強してから就職するのもいい。ただ、バックに優良なベンチャー企業はたくさんあるよというところは強みにしたいですね。

-杉原-
いいですね。それはぜひ実現していただきたいですね。
ディ・ポップスグループでも教育系のスタートアップは今後の投資先候補です。人材を大事にするグループとしては、テクノロジーやAIだけでなく、人材教育を大事にする会社を応援していきたいと思っているので。今後ディ・ポップスグループと堀さんで何かできそうですね。

-堀-
ぜひ!グループ全体の新人教育などもできるようになりたいなと思ってるので。
そして、少し遠回りなんですけど、後藤さんが思い描いている人間性や生き方みたいなものを伝えられるような仕組みができていくといいなと思っています。

◆ホームページを訪問した読者に向けて一言

-杉原-
では最後に、このホームページを訪問した読者に一言お願い致します。

-堀-
私は後藤さんからこの25年間で学んだことが3点あります。「そこに愛はあるのかを問い続けること」「誠実・謙虚・感謝」「執念と情熱」というところを教わりました。なので自分の人生の上でも大きな影響と充実した人生という時間を過ごせています。本当に感謝してます。

このホームページを訪問した方々へ
最後までお読みいただきありがとうございます。
「想うは叶う」と過去の偉人たちの言葉でもありましたが、このグループには年齢関係なく、情熱を燃やし、だれよりも青春してる経営者たちがたくさんいます。

このグループのベンチャーエコシステムは、無限の可能性を秘めています。なぜかというとこのプラットフォームを活用もしくは創り上げていくのはグループ会社の各社なのです。この輪を拡大し、世界一のプラットフォームを共に創り上げていきましょう。

最後に、インタビュアーの杉原さん、撮影・編集の川口さん
インタビューに慣れていない私ですが、話しやすい雰囲気づくりやこの様な機会を頂き感謝します。ありがとうございました。

☆インタビューアー
D-POPS GROUP アドバイザー 杉原 眼太

 

【株式会社 グッド・クルー】
代表者:代表取締役社長 堀 哲郎
所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ32F
設 立:2006年7月10日
サイト:https://www.good-crew.co.jp/

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  • INTERVIEW
2026.06.18
採用DXで人事を刷新。HRクラウド中島社長と「採用一括かんりくん」の挑戦 ~Part1~
D-POPS GROUPは、HRクラウド株式会社への出資を行っています。同社は「採用一括かんりくん」を主力サービスとして、中堅・中小企業の採用DXを推進するHRテクノロジー企業です。創業から3年で年商1億円を達成し、コロナ禍を転機に急成長を遂げた中島悠揮社長の起業家としての軌跡と、同社が描く未来を全3回にわたって紐解きます。 Part 1では、27歳での起業を志した原点から、学情・楽天を経て創業に至るまでのストーリー、そして創業3年で1億円を達成した軌跡をお届けします。 (このインタビューは2026年4月に実施しました。) ◆ 「27歳で起業する」――少年時代から芽生えた経営者への憧れ -杉原- まず初めに、中島社長が14年前にHRクラウド社を創業されたきっかけを教えていただけますか。 -中島- 創業自体は、27歳で会社を立ち上げるということだけはもう決めていたんです。そこまでは具体的に考えていなかったんですが、「30歳までに1億円の会社を作る」という目標がありました。 その理由は、私自身が20歳ぐらいの頃にすごくお世話になった先輩がいまして、その方が32〜33歳の頃に「1億」というワードを口にしていたからです。その人の年齢に自分がなった時に、超えていなければいけないという気持ちになって。『30歳で1億円』ということが就活の頃に明確になりました。そこから逆算すると3年はかかるだろうということで、27歳で起業するということだけは漠然と決めていたんです。 -杉原- 子供の頃から、社長への憧れはあったんですか? -中島- そうですね。子供の頃から社長に対する憧れはすごくありました。親戚のおじさんが会社経営をされていて、その生き方がとても豪快でかっこよかったんです。 また、少年野球をやっていた頃の最初の3年間、監督が自分で会社経営をされていて、これまたすごく豪快な方でした。「お前ら、飯食え!」と言って、チーム全員をロイヤルホストに連れて行ってくれるんです。私の家はかなり貧乏でしたので、ロイヤルホストに行けること自体もすごかったし、しかも全員に、「家族も呼んでいいよ」と言ってくれて。そういう姿がかっこいいな、憧れるなと思っていたのがあります。 まずは起業するという夢があって、20歳になって「いつ」「どれくらいの規模に」するかが明確になったという感じですね。 ◆ 学情・楽天での下積み――「いろんな業界を知りたい」という原動力 -杉原- どんな事業で起業するかという計画はあったんですか? -中島- 全然なかったですね。27歳の段階でも全くなかったです。1社目に学情という会社に入社したんですが、そこは人材と広告の事業をされている300人ぐらいの会社でした。なぜそこで働いたかというと、いろんな業界やいろんな会社を知れるところに行きたかったからです。 将来起業したいんだけど、何をやればいいか正直全然わからない。だからいろんな業界、いろんな会社が見られるところに行きたいなと思って、それなら人材か広告だな、と。両方やっていた学情に入社し、そこでいろんな会社を見ました。 ただ、そこでは2年間しか勤めませんでした。でも気づいたのは、当時はITというのがそこまで大きくなかった頃で、スマホも出始めのタイミング。ITにもっと強くならないといけないという気持ちが強くなりました。当時は大阪にいたんですが、大きな会社を作るには東京に行かなきゃダメだなとも思っていました。 -杉原- それで楽天に転職されたんですね。 -中島- はい。そのタイミングでご縁をいただいて転職しました。いろんなビジネスモデルを学びたいという気持ちもありましたし、楽天は10年で1万人になった会社ですから、そのシステムを知りたいという思いもありました。楽天時代にはいろんなベンチャー社長との繋がりも増えていきまして、実はその時にディ・ポップスグループの後藤さんにも出会いました。 ◆ 「周りに言いまくった」――退路を断つことで生まれた決断 -杉原- 2014年に1人で起業されたんですよね。 -中島- はい、共同創業者などもなく1人で立ち上げました。楽天時代にいろんなベンチャー社長との繋がりが増えていったので、「来年の春に起業します。いろいろと応援してください。」とその皆さんにひたすらお伝えしていました。 それが年末になってくると、来年の春に起業するのがすごく怖くなって。「やっぱり楽天を辞めたくないな」と思ったんですけど(笑)、周りにも言っちゃったしもう後戻りできない、と。退路を断つことで決断できました。 -杉原- 最初のオフィスはどうされたんですか? -中島- 会社を立ち上げた一番最初は、株式会社HRteamさんの一席をお借りしました。現在新卒紹介では日本のトップレベルの会社です。代表の方が「創業するんだったら一席使っていいよ。その代わり、これから人材事業を始めるから教えてくれ」と言ってくださって。一席をお借りする代わりに人材事業のノウハウを色々お伝えしながら一緒にHRteamさんの人材事業の立ち上げに携わりました。 私自身も逆にベンチャー企業の作り方やスケールの仕方など楽天では学べないベンチャーならではのことを多く学ばせていただきました。 本当に貴重な期間だったと思います。 ◆ 創業3年で年商1億円達成――「空手で培った精神力」が支えた -杉原- 目標だった、「創業3年で1億円」は達成できたんですか? -中島- ちょうど3年目で達成しました。 -杉原- 自ら立てた目標を達成、素晴らしいですね!起業のきっかけは深い話ですね。やっぱり行動力というか、意思の強さを感じます。学生時代、何か部活などはやっていたんですか? -中島- 空手をやっていまして、そこで精神力はつきましたね。戦いたくないし、痛いし。でもやらなきゃいけない、勝ちたい。この葛藤は大会に出場する度にありました。 この空手で培った「やらなければならない時にやりきる精神」は、創業後の困難な局面においても軸になりましたね。 -杉原- 中島社長の、”一見穏やかだけど内面には熱いものがある雰囲気”は空手から来ていたんですね。ところで、ホームページのご挨拶の中では、お父様は新卒から定年まで40年勤め上げた会社員だとありますよね。起業家が当たり前という環境ではなかったと思うんですが、お父様は応援してくれていたんですか?また書籍や経営者の言葉で影響を受けたこと等ありますか? -中島- 父親は「人に迷惑をかけるな」ということをずっと言っていまして。うちの会社がある程度形になってからは、「人を尊重しろ」という言葉に変わりました。 また、書籍ではないのですが、サイバーエージェントの藤田さんのブログは当時よく読んでいました。実は楽天に転職する際、サイバーエージェントでも面接を受けたのですが、残念ながら落ちました。(笑) -杉原- 確かにあの時代、みんな藤田さんのブログを読んでいましたよね!今はブログやYouTubeで学べる時代なので、書籍に限らずいろいろなところで学びを得られますね。 ☆インタビューアー D-POPS GROUP アドバイザー 杉原 眼太 【HRクラウド株式会社】 代表者:代表取締役社長 中島 悠揮 所在地:東京都千代田区紀尾井町3-6 紀尾井町パークビル7階 設 立:2014年4月 コーポレートサイト:https://hr-cloud.co.jp/ Part 2では、 ・主力サービス「採用一括かんりくん」について ・コロナ禍の大きな決断 ・生成AIを活用した採用DX などについてお伺いしています。 Part2もぜひご覧ください!
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2026.06.16
「健康は最高の投資」40年のキャリアが語る、経営者の体と姿勢の真実|青山一丁目カイロプラクティック・山口博院長インタビュー【Part3】
【このパートについて】 全3回にわたるインタビューの最終回となるPart3では、テレビ出演のきっかけとなった「利他の精神」の実践、そして修行先の院に通っていた本田宗一郎氏が語った「経営者が健康でなければならない本質的な理由」、「トップリーダーの意思決定の速さ」に関する伝説のエピソードを公開します。さらにベンチャーエコシステムと山口先生の「全体のつながりを見る」という哲学の共通点などをお届けします。(このインタビューは2026年3月に実施しました。) ■ 青山一丁目への移転と、テレビ出演につながった「利他の精神」 -杉原- 四半世紀にわたって青山でカイロプラクティック院を経営されている山口先生ですが、現在の場所に移られた経緯を教えてください。 -山口- 実は最初、渋谷で開業しました。ただ当時の渋谷は、タワーレコードの近くで歩いていると女性の腕を引っ張ってナンパしてくるキャッチセールスが流行っていた時代で、来院される方から「今日も2回捕まりました」とか「道が混んで歩きにくいですね」というお声をいただいていました。 場所を変えようと考えた時に、表参道や外苑前にはカイロプラクティック院のホームページがあったのに、青山一丁目にはなかったんです。渋谷に来られている方も半蔵門線を使えば青山一丁目はそれほど不便ではないなと思い、実際に来てみたら道も広くて、2000年に青山一丁目に移りました。 その後、大江戸線が開通してアクセスが良くなったり、NHK以外のテレビ局が港区に集まっていたりしたこともあって、アシスタントディレクターの方から肩こりや腰痛に関するリサーチの依頼が来るようになりました。 電話で話すだけでなく、Word文書にまとめてメールで送ったり、資料を作って郵送したりしていたんです。するとある時、「テレビに出ることはできますか?」という話をいただきました。それがきっかけで、いろいろな番組に出演することになりました。 後日、ディレクターになった方に「なぜ私を選んでいただいたのですか?」と聞いたところ、「どこよりも丁寧に対応して、資料も書類も作って送ってくれたのはあなただけだった。ADから番組を持つようになった時には必ず声をかけようと思っていた」とおっしゃっていました。 これは稲盛和夫さんの言葉で言えば「利他」の精神ですね。何かを求めてやったのではなく、その人のために誠実に対応しようと思ってやったことが、後になって大きな形で返ってきた。もし何かを求めながらやっていたら、そうはならなかったかもしれません。 この話をうちに来院される経営者の方にすると、「経営と同じですね」とおっしゃる方が多いんです。求めすぎるより、相手のためを思って誠実に動いた方が、後で大きなものが返ってくるという経験をされている方が多いですね。 ■ 本田宗一郎氏が語った「経営者が健康でなければならない本質的な理由」 -山口- 修行させてもらっていた院には、経営者の方もよく通われていました。その中で今も語り継がれているエピソードがあります。自動車メーカーの創業者、本田宗一郎さんのお話です。私は本田さんとは直接お会いしたことがないのですが、私の先輩が本田さんに施術をされていたそうです。 ある時、先輩が本田さんに「大きな会社のトップとして大変なお仕事しながら、特にどこかが痛いとか困ったことがないのに、なぜ定期的にいらっしゃるのですか?」と伺ったそうです。すると本田さんはこうおっしゃったと聞いています。 「会社のトップとして、業績が良くて進軍ラッパを鳴らして前進しているときほど気持ちのいいものはない。だけど、時には進軍を止めて、退却ラッパを鳴らして戻らなければならない時もある。このタイミングを間違えると会社に大きな損害をもたらす。そのラッパを吹くタイミングは、健康でなければ間違えてしまう。だから私はここに通っているんだ。」 この言葉が後輩たちの間で語り継がれています。経営者にとって「健康であること」は単に体調管理ではなく、重要な意思決定を正確に行うための根幹なんだと、改めて感じさせられます。 もう一つエピソードがあります。院長が本田さんを施術している際に、当時の車のシート(ふかふかと沈み込むタイプ)が体に良くないという話をされたそうです。すると本田さんが「そうか」と言って帰られ、翌日にはホンダの技術者が何人も来て、院長と話し合いながらシートの設計図を作っていったという話を聞きました。その試作シートは、その後リリースされた車に、早速、活かされたそうです。 一番すごいと思ったのは、「乗る方のためにした方がいい」と思ったら、翌日にはもう行動に移している、そのスピード感と決断力です。トップがそう動けるということの意味を、深く感じます。 ■ 日本姿勢教育協会 —「姿勢の大切さ」を社会に広める活動 -杉原- 四半世紀にわたって青山でカイロプラクティック院を経営されている山口先生ですが、他にもいろんな活動をされていますね。一般社団法人日本姿勢教育協会について教えていただけますか。 -山口- この協会は、姿勢の大切さを理解し、人に伝えられる人材を育成することを目的としています。姿勢から心と体をサポートし、健康長寿な社会を目指す活動です。 「姿勢は大切」とはわかっていても、なぜ大切なのか、姿勢が悪いと何がいけないのか、良くするためにはどうすればいいのか、これを分かりやすく伝えることは実は難しいんです。そのための「姿勢教育アドバイザー」「姿勢教育指導士」という資格を設けて育成しています。興味のある方向けのセミナーも、講師を目指す方向けのセミナーも開催しています。 ■ 放送大学での講義 — 毎回抽選になる人気講座の秘密 -杉原- 他にも放送大学で長年、授業を担当されていますね。どんな方々に向けた、どんな内容の講座なのでしょうか? -山口- 放送大学では最初、「姿勢と健康」という講座を担当していました。その後、その講座は協会の若い先生に引き継いでいただいて、今は「負けない体を作る姿勢学」という講座を担当しています。 放送大学の受講者は、大学の資格を取りたい方が少なく、社会教養として来ている方が多いです。40代、50代、60代が中心ですね。カイロプラクティックの内容は一切やっていません。 -杉原- 教養として来ている一般の方向けということですね。大人気らしいですね。 -山口- おかげさまで毎回抽選になっています。放送大学の中でも最も受講者が多い講座のひとつになっています。コロナ前には北海道や九州から飛行機で受講に来られた方もいらっしゃいました。土曜日・日曜日の集中講義で8コマをまとめてやるので、1泊のホテル代で受講できる。その話を聞いただけで、私たち講師もますます頑張ろうという気になります。 ■ ベンチャーエコシステムとカイロプラクティックの哲学 —「全体のつながり」という共鳴 -杉原- ディ・ポップスグループでは「リアル×テクノロジー×グループシナジー」を組み合わせた事業展開で、ベンチャーエコシステムの実現を目指しています。グループ内外の企業が、お金だけでなく営業や人材紹介など様々な形で助け合うプラットフォームを作ろうとしているのですが、先生の取り組みと共通すると感じる点や共感できる点があれば教えてください。 -山口- 共感するのは「一つの部分だけを見るのではなく、全体の流れ・つながりを通して見ている」というところです。 私たちも、たとえば肘をぶつけて小指がしびれても、小指だけを治療するのではなく、なぜそうなったのか、姿勢全体の問題を探ります。肩こりであれば、肩だけでなく、モニターの高さや椅子の設定、生活環境全体を見て改善する。この「つながりを通して見る」という視点は、まさに共通していると感じます。 -杉原- 流れを良くするということは、本当にそうだと思います。弊社のグループ会社の定期的な役員会では全員参加で進捗報告をして、その後オンラインでお互いの悩みや困りごとを共有し合って、アイデアや経験を持ち合います。 そしてグループ会社じゃなくても、出資という関係でベンチャーエコシステムのメンバーとして繋がっている会社ともその関係があります。お金だけではなく、一緒に営業に行ったり、必要な人材を紹介したり、顧客を繋いだり。それがエコシステムの「流れを良くする」ということですね。今こうして話しながら、血流の流れを良くするというイメージが重なります。 -山口- 血流が滞るのは、身体の重さを支えることによる物理的な疲労もありますが、気疲れによる神経的なものもあります。物理的な疲労は動くことで解消できますが、気疲れの場合は感動や笑い、あるいは朝日を浴びながら呼吸と歩調を合わせてゆっくり歩くことでセロトニンが分泌されて、発想力が上がり、気持ちも整ってきます。経営者で朝に歩かれる方が多いのも、納得できますよね。 ぜひ、目が悪くなければサングラスはせずに朝歩いた方がいいですよ。目に光が入ることで、セロトニンがより多く分泌されるんです。これは研究者の方がしっかり確認されているデータです。 ■ 読者へのメッセージ — 最高のお医者さんは、あなたの体の中にいる -杉原- 最後に、読者の皆さんに向けて一言お願いします。 -山口- ぜひ、ご自身の体と健康のために投資してほしいと思います。健康は業績と直結しています。 皆さんにとって最高のお医者さんはどこにいると思いますか?有名な大学病院でしょうか?実は、皆さんの体の中に最高のお医者さんがいます。何か異変があると体はそれを脳に伝え、脳が解決策を体に指示する。それを担っているのが「自律神経」です。 この自律神経の多くは、背骨を通って体の各部位に届きます。つまり、背骨が健康であることは、全身の健康にとって極めて重要なんです。そして背骨と姿勢はイコールです。姿勢が崩れれば背骨も崩れる。だから、姿勢を整えることは自律神経を整えることにつながります。 また、関節は動かさないと動かなくなります。体がずっと丸まっていると、だんだん伸びなくなる。だからこそ、意識的に動かしてほしい。健康への投資が事業の成功につながります。少しでも皆さんのお力になれたら嬉しいです。ありがとうございました。 ☆インタビューアー D-POPS GROUP アドバイザー 杉原 眼太 【青山一丁目カイロプラクティック】 院 長:山口博 所在地:東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山740 公式サイト:https://aoyama1.jp/ Part1の記事はこちらからご確認ください。 Part2の記事はこちらからご確認ください。  
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2026.06.02
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