【グループ会社インタビュー】 株式会社アットマーク・ソリューション 代表取締役COO 西川 明夫さん 代表取締役CFO 松谷 頼人さん ~前編~
D-POPS GROUPでは、現在約23社のグループ会社が仲間となっています。
今回は、2021年にグループ入りした株式会社アットマーク・ソリューションの代表取締役COO 西川 明夫さんと代表取締役CFO 松谷 頼人さんへ、インタビューしました。
(こちらのインタビューは、2025年4月に実施しました。)
◆事業概要
-杉原-
今回は、アットマーク・ソリューション 代表取締役COOの西川さん、代表取締役CFOの松谷さんにインタビューさせていただきます。宜しくお願い致します!
まず最初に、 アットマーク・ソリューションの事業の概要を教えてください。
-西川-
弊社はシステム開発会社になります。受託開発事業と、SES事業を行っています。
細かく説明すると、モバイルアプリの開発や、ウェブシステムの開発、インフラ基盤の構築などをご提案しています。
-杉原-
では、お二人のそれぞれの役割を教えて下さい。
-西川-
まず私は、営業全般を担当しています。既存事業の軸である受託開発や、SES全般をうまく回していくところを主に行っています。
-杉原-
松谷さんはどんな役割なんでしょうか。
-松谷-
私は、基本的にバックオフィス全般を担当しています。管理側の業務や採用をメインでやっています。あとは新規事業開発や戦略、経営数値の管理なども行っています。
-杉原-
なるほど、攻めと守りですね。お二人の入社の経緯を教えてください。
-西川-
はい、私は2006年に入社しました。入社してからはずっとプログラムを書いていました。
アットマーク・ソリューションの設立が2005年の7月なので、設立して間もない頃に入社しました。
-松谷-
私は2022年の2月に入社したので、今年で4年目になります。
-杉原-
ちなみにアットマーク・ソリューションがディ・ポップスグループ入りしたのはいつ頃でしょうか。
-松谷-
2021年の6月ですね。
-杉原-
じゃあ松谷さんはディ・ポップスグループ入りしてすぐのころに入社されたんですね。
お二人は2023年9月にCOOとCFOに就任されたとのことですが、グループ入り後、そして現在の役職就任後の変化について教えてください。
-西川-
まずはディ・ポップスグループにジョインしてから、もう4年経ったんだなって素直に思っています。
この4年間の中でも、社内的にもプロジェクトの問題など色々な課題がある中で、本当に10年くらい経ったんじゃないかという気持ちの4年間だったなと思うくらい、本当に色々経験させていただきました。
-松谷-
私はあっという間で、もう4年経ったんだなと感じます。
私は新卒で入った会社で3年塾の先生をしていて、その後リクルートに転職したのちアットマーク・ソリューションに入社しました。今までで一番長く在籍していますが、あっという間の4年でした。
◆設立当初について
-杉原-
西川さんはアットマーク・ソリューションに入社して約20年になるとのことですが、もともとはどんな会社だったんですか。
-西川-
今とそんなに変わっていないなと思っています。
元々会社の設立は、増田社長と、取締役の谷口さん、そして社員の楠木さんの3人で設立しました。本当に人数の少ない中でやっていたので、当初はSESのみでプロジェクトごとに人を集めていました。
-杉原-
創業当時の方々が今も会社にいらっしゃって、しっかり支えられているんですね。
現在は創業者で代表取締役CEOの増田さんと一緒に、お二人も代表をされているんですよね。増田さんとの信頼関係はもちろんですが、西川さんと松谷さんもそれぞれをとても信頼しているように見受けられます。どんな思いで代表制を敷いて経営しているのでしょうか?役割分担などあるのでしょうか。
-西川-
得意・不得意みたいなところが役割分担に出ているのかなと思うんですが、それぞれがお互いの持っていないものを持ってるなっていうところはすごく思っています。それに加えて、あんまり言葉にしなくても考えてることが大体近かったりするので、それはすごくいい部分かなと感じます。
特に私は、エンジニア出身なのに数字がめっちゃ苦手なタイプなんです。(笑)
松谷さんは数字にとても強いので、すごく信頼感がありますね。
-松谷-
私は後から入社しているので、増田社長が立ち上げて、そこについてきたメンバーがいるからこそ、既存のものを立てないといけないという思いが強くあります。
西川さんは新卒で入社してからずっと会社を支えてきているからこそ、基本的には西川さんの会社になっていくと思っている中で、私はサポート役というか、それをうまく軌道に乗せる・大きくするというところをやれたらなと考えています。
なので、アイデアはもちろん出しますが、会社を大きく方針転換するなどの意見は全部西川さんに決めてもらうということを自分のルールにしてます。
あとは、販管費の部分をちょっとコントロールするなどをやっています。
-杉原-
それぞれ役割分担がしっかりされているんですね。ちなみに西川さんは強いリーダータイプなんですか?
-西川-
いや、それもどうなんだろうと思います。(笑)
どちらかというと人付き合いが好きなタイプで、飲みながらコミュニケーションをとったりするのが好きなんです。なので飲み会の場でご縁をいただくことも多く本当に周りに感謝してるんですが、それがお仕事に繋がっているのかなと思ってます。
飲み会の場で頂いたご縁で今も続いてるのが、代理店さん関係で言うと、博報堂グループのお仕事は長期にいただけていますね。
-松谷-
でもそれだけじゃなくて、受託などの社内でやっている案件のほとんどが、西川さんの紹介なんです。純粋な売上の4割ぐらいは、西川さんが紹介や繋がりで取ってきたものなんです。
◆経営理念である「次世代生成」について
-杉原-
どんなに技術力があったとしても最後はやはり人を好きになってもらうことが大切ですよね。
では、少し事業についてお伺いしたいんですけども、「次世代生成」という経営理念について説明していただけますか。
-西川-
元々代表でもある増田社長が考案された内容になります。
2005年の7月設立当初、業界的なことで言いますと、ITバブルを終えて少し時間が経ちweb2.0といわれ始めて、世の中的にも、サービスと人が繋がり始めた時代です。
今でこそプログラマーと言えばキラキラした仕事と思われるかもしれませんが、当時はどちらかというと、オタクっぽい仕事のイメージがとても強かったと思います。
そういった中で、当時の増田社長の思いで言えば、これからはITの時代であるのは間違いないというところと、それに向けて手に職が必要であると。究極はアットマーク・ソリューションという会社だけではなくて他の会社に行くことになったとしても、ITというベーシックな部分をしっかり育てていたらどこに行っても通用する。そういう人財教育の観点も含めて人を育てたいなという思いがあって「次世代生成」という経営理念になっています。
◆現在最も注力している事業
-杉原-
次世代を担うというか、次世代のプロフェッショナルを育てるということですね。
現在最も注力されている事業領域はどの事業ですか?
-西川-
今ちょうど転換期だなと思っていまして、我々としてはAI活用においてもリードをしていきたい、AIに関する事業をつくっていきたい、伴走支援していきたいというところは強く思っております。今後はクライアントの要望があって受託をして作るとか、SESで人材をアウトソースするというところだったものから、AIを利活用しながらどういうものを仕組みとして作っていくのかというところに注力していけたらなと思っています。
-松谷-
私も同じなんですけれども、今1番メインで注力してるのは、受託(ラボ型開発)という形で、既存のアプリやサービスをお持ちのお客様が、最初にベンダーに依頼していたところから、弊社にベンダースイッチいただく形で、運用保守や開発というのをスムーズに行うというところを、去年から注力してやってきています。
そこから次に、AI活用という話になってきてる潮流の中で、我々がまずAIを活用して社内業務を効率化したり、仕組みを理解し、それをお客様に、アプリの中でどう実装したらいいのかとか、そのアプリを活用されてるお客様だけじゃなく、会社全体の業務効率化にAIが活用できますよね、というような提案をこちらからしていく形で提供価値を高めることにもどんどん注力していきたいと考えています。
-杉原-
生成AIがどんどん高度化する中で、エンジニアという職種はいらなくなるんじゃないかという声もありますが、そのあたりはどうお考えでしょうか。
-西川-
ChatGPTが出たのが2年半ぐらい前ですかね。あの時は正直とてもネガティブな気持ちになりました。業界もそうだし、私個人の仕事も結局なくなるかもしれないとめちゃくちゃ悲観的だったんです。
でも、最近ちょっと考え方が変わってきていて、逆にそういうものがあるんだったら、エンジニアリングの観点でどう活用できるんだ、どううまく使えるんだということを考えています。
なんだかんだ生成AIを使うにしても、使い慣れないとうまく使えないと思っています。使い慣れない方々に対して伴走支援できるのはやっぱり私たちだと思っていますので、工夫していきたいと考えています。
~後編に続く~
☆インタビューアー
D-POPS GROUP アドバイザー 杉原 眼太
【株式会社アットマーク・ソリューション】
代表者:代表取締役CEO 増田 勝人
代表取締役COO 西川 明夫
代表取締役CFO 松谷 頼人
所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ32F
設 立:2005年7月
サイト:https://atmarksol.jp/
次回後編のインタビューでは、
・最大の強み・特徴
・採用について
・「ベンチャーエコシステムの実現」に向けて
・5年後の理想の姿・それに向けての課題
などについてお伺いしています。
後編もぜひご覧ください!