師走の候、今年も残すところあと僅かとなりました。
今年も1年を通して、「ベンチャーエコシステムを実現する」というビジョンに向けて、グループの仲間と共に最大限の挑戦をして参りました。
1998年の創業から、100億企業を実現するまでは、祖業の2社に経営資源を集中し事業を拡大して参りましたが、20周年を機に、本格的なグループ会社経営に移行し、さらにその後は、「ベンチャーエコシステムを創造すること」(エコシステム経営)に全ての力を注ぎ、現在は、グループ会社23社、投資会社30社体制となりました。やっと今、ベンチャーエコシステムの実現というビジョンのスタートラインに立ったと思っています。
ベンチャー企業の経営は一般的にリスクと表裏一体と言われていますが、ベンチャーエコシステムとして、協力体制を整え、様々なリスクポートフォリオを確立することで、互いに守り合い支援し合うことで、毎年殆どのグループ企業が黒字を堅持しながら力強く成長しており、大変嬉しく思っております。まさに各グループ会社の社長筆頭に、一人一人のメンバーの日々の努力と成長の賜物だと言えます。
これからさらに志やポテンシャルの高い起業家や経営者、そして我々が注力すべきフィールドで高度なビジネスモデルを確立しているベンチャー企業に仲間になって頂き、5年以内に今の倍の規模のグループ体へと進化させると同時に、グループ企業以外にも、様々な形で支援を行い、真の意味で、ベンチャー支援のプラットフォーム(=ベンチャーエコシステム)を実現することで、社会に貢献して参ります。
この1年間で、新会社の設立、CVC、M&A、資本業務提携により、新たな仲間が10社加わりました。またグループを支援する顧問やアドバイザー陣も、プロフェッショナルなスキルに留まらず、人間性も含め素晴らしい方々が増え、より一層、後方支援する体制が整って参りました。最近では、グループ入りの打診を頂く事も非常に増え、改めて社会にとってベンチャーエコシステムは必要不可欠であることを、日々実感すると同時に、身の引き締まる思いが致します。次世代の若者、さらにその先の世代の若者が挑戦出来る、そして挑戦し易い環境やステージをより一層整えることで、「挑戦するカルチャー」を世の中に広め、「懐の深い社会の実現」を目指して参りたいと思います。
また、今年はこどもたちと共に歩む会を通して、全国の児童心理治療施設27カ所に寄付を行うことが出来ました。またその他にも、ライツオンチルドレンやボンドプロジェクト、千本財団など合計7カ所の児童養護施設や団体を支援させて頂きました。今後もより一層、未来の日本を担う子供達の支援を強化して参りたいと思います。
CSR活動への取り組みについて(2024年度)
引き続き、D-POPS GROUP、そしてベンチャーエコシステムの仲間と共に、高い志と大きなビジョンで尽力してまいりますので、変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。何よりもしっかりと業績を上げながら、より多くの雇用を生み出し、より多くの納税をしていくことで、社会に貢献して参ります。
益々の皆様の繁栄を心より祈念しております。良い年をお迎えください。
D-POPS GROUP 代表取締役 後藤和寛