COLUMN

起業家の未来が変わる1日。ベンチャーエコシステムサミット2025、熱狂の舞台裏~前編~

  • INTERVIEW
2026.02.17

今回は、2025年10月に開催したベンチャーエコシステムサミット2025の主催である後藤社長と運営本部の3名にインタビューいたしました。
(このインタビューは2025年12月に実施いたしました。)

◆イベントを終えての感想

-杉原-
本日は、「ベンチャーエコシステムサミット2025」の主催者である後藤社長と、運営本部の柴田さん、松谷さん、川口さんにお話を伺います。

まずは、イベントの大成功、本当におめでとうございます!参加者の方々からの反響も凄まじかったですし、私自身も一参加者として心から楽しませていただきました。大きなプロジェクトを終えられた今、率直なご感想をお一人ずつお聞かせいただけますか。

-後藤-
今はただ、安堵の気持ちでいっぱいです。というのも、起業家の方々は非常に目が厳しいんですよね。たとえ言葉で「よかったです」と言ってくださっても、本心でなければ表情ですぐに分かってしまいます。もし納得いかない点があれば、遠慮なく直接フィードバックをくださる方々ばかりですから。

そうした厳しい視点を持つ起業家の皆さんに満足していただけるイベントを無事に開催できた。その意味では、とにかく「ホッとした」という言葉に尽きますね。

-杉原-
全力を出し切ったかと思いますが、イベント終了後に体調を崩されたり、熱を出されたりしませんでしたか?

-後藤-
幸い高熱までは出ませんでしたが、一瞬ガクッときましたね(笑)。やはり本番までは気を張っていたのか、翌日は何とも言えない脱力感というか、ぐったりしてしまいました。

-杉原-
本当にお疲れ様でした。それでは続いて柴田さんお願いします。

-柴田-
そうですね、私も後藤社長と非常に近いのですが、一言で表すなら「熱狂」と「安堵」、この2つに集約されます。

ただ、私の感じた「安堵」は後藤社長のものとは少し性質が違っていて、まずは何よりも「無事にイベントを完走できた」という事務局としての安堵がひとつ。

そしてもうひとつは、今回私はグループの事務局長という立場で参加させていただいたのですが、準備期間中は運営本部の皆さんに少なからず負担をかけたり、思い通りに進まず苦労した場面もありました。だからこそ、終了後に皆さんから「素晴らしいイベントだった」という言葉をいただいたとき、ようやく肩の荷が下りたような安心感がありました。

振り返ってみれば、準備から本番まで走り抜けたあの期間は、まさに「熱狂」そのものだったなと感じています。

-杉原-
皆さん本当に生き生きとされていて、内側から輝いているようでしたね。続いて、松谷さんはいかがでしょうか。

-松谷-
私は今、静かに込み上げてくるような充実感に包まれています。イベントの最後、千本さんのご講演と後藤社長の締めのご挨拶を伺っている時、形容しがたいほどの感動を覚えたんです。

この形で開催できて本当に良かった。まるで、重厚で美しい交響曲を聴き終えた時のような、晴れやかな心地でした。会場全体のバランス、そして登壇者の方々や参加者の皆さんが放つ凄まじい熱量とパワーを肌で感じ、「このイベントを形にして、本当に良かった」と心から実感しました。

また、スタッフ一人ひとりの動きも素晴らしかったです。私たちが大切にしている「感情移入」というスタンスを、全員が現場で体現してくれていたことも印象的でした。

-後藤-
スタッフの動きについては、参加者の方々からも本当によく褒めていただきました。スタッフの細かな動きまでしっかり見ているあたりは、さすが経営者の方々だなと感心しましたね。

駅から会場までの道中、看板を持って誘導に立ってくれていたスタッフもいましたが、屋外での案内業務は想像以上にハードな仕事です。そうした陰の努力まで見てくださった社長の皆さんが、「運営が本当に素晴らしかった」と口々に仰ってくれました。会場内での細やかな配慮も含め、皆さんの対応は一貫して見事なものでしたね。

-杉原-
ありがとうございます。それでは、川口さんお願いいたします。

-川口-
私も皆さんと同じく、まずは無事に終わってホッとしたという思いと、まだ10月ではありましたが「この1年をやり遂げた」という達成感でいっぱいです。

実は、このイベントの準備をスタートしたのは2024年の12月からなんです。ホテルの会場見学から始めたのですが、当初は予約を取ること自体が難しく、日程調整に奔走したところからのスタートでした。そうした経緯もあり、自分の中ではこの1年間の全エネルギーを注ぎ込んだような感覚があります。

今年1年、「ベンチャーエコシステムサミットを成功させよう、盛り上げよう!」という強い気持ちで走り続けてきました。10月にしては少し気が早かったかもしれませんが、自分にとって今年最大のミッションを終え、今は心地よい脱力感に包まれています。

◆イベント開催の理由

-杉原-
1年も前から準備を重ねてこられたのですね。一参加者として、後藤社長の熱い想いがダイレクトに伝わってくる素晴らしいイベントだと感じました。改めて、ベンチャーエコシステムサミットを開催しようと決めた背景や理由を教えていただけますか。

-後藤-
D-POPS GROUPでは毎年、年末のグループ総会に、KDDIの共同創業者であり弊社の会長を務める千本さん、そして元駐米大使で弊社顧問の藤崎さんが登壇しています。お二人の話には、毎年魂を揺さぶられるような「特別なもの」を感じるんですよね。

ふと思ったんです。これほど価値のある体験をグループ内だけに留めておくのは、社会的な損失ではないかと。内輪だけで完結させるのではなく、今まさに全力で挑戦している起業家の皆さんに「見て、聴いて、感じてほしい」と考えたのが、一番の動機です。

それと同時に、これまでにない「ベンチャーエコシステム」を構築し、社会の役に立つプラットフォームを作ろうとしている。その私たちの姿勢を多くの方に知っていただきたいという思いもありました。

世の中にはVCやエンジェル投資家、国や自治体による支援など、多種多様なベンチャー支援が存在します。しかし、現状はどこか「縦割り」なんですよね。あらゆる角度から全方位的な支援ができるプラットフォームは、まだこの世に存在しないと思っています。もちろん、我々もまだその完成形には達していません。ですが、このエコシステムに関わる起業家やメンバーが、「自分たちは世界で初めてのプラットフォームを作り上げようとしているんだ」と実感できる場所まで辿り着きたいと考えています。

その構想を世の中にしっかりと伝えていくためには、今回のタイミングがベストでした。あれだけの起業家が集まれば、彼らのインフルエンサーとしての発信力は凄まじいものがあります。1人が10人に伝えてくれれば、一気に数千人にまで広がっていく。素晴らしい起業家の皆さんにエコシステムの意義を伝えることは、今後の展開において非常に大きな意味を持つと確信しています。

-杉原-
確かにおっしゃる通りですね。一般的なイベントであれば、たとえ1,000人の来場者が集まったとしても、その中には会社の指示でやむを得ず参加している方や、途中で集中力が切れてしまう方もいらっしゃるのが現実です。

しかし、今回のサミットは参加者全員が経営者。会場全体の「この1日で何かを学び取ろう、吸収しよう」という意識の高さには、圧倒されるものがありました。

-後藤-
実は今回の参加者の皆さんは、全員私からの直接招待なんです。私の周囲には情熱的で努力家な方が非常に多く、本当はもっとたくさんの方をお呼びしたかったのですが、会場キャパシティの関係でお声がけを断念せざるを得ない方もいたほどでした。

それだけに、選ばれた参加者の皆さんはこのイベントに対して並々ならぬ熱量を持って臨んでくれました。あの会場の熱気は、そうした志の高い方々が集まってくださったからこそ生まれたものだと思います。

-杉原-
参加者の皆さんも、並外れて成長意欲の高い方ばかりでしたね。当日、お客様対応を一手に引き受けられていた柴田さんは、現場で皆さんの熱量をどのように感じていましたか?また、運営にあたって苦労された点などもあれば教えてください。

-柴田-
冒頭で感想として挙げた「熱狂」という言葉は、まさに会場の「熱量」そのものを指しています。

正直なところ、私も仕事柄さまざまな勉強会に参加する機会がありますが、やはり杉原さんがおっしゃるように「会社の指示で来ているんだろうな」という空気感の方を見かけることも少なくありません。 ですが今回のイベントでは、全体を俯瞰する運営の立場から見ていて、参加者の皆さんが一瞬たりとも目を逸らさず、全員が顔を上げて登壇者の方々を凝視していた光景が非常に印象的でした。「この一瞬からすべてを学び取り、絶対に自社に活かしてやろう」という本気の気迫が、後方にいてもひしひしと伝わってきたんです。客席でこれほどですから、壇上の方々はより一層強いエネルギーを感じていたのではないでしょうか。

苦労した点について、結果的には取り越し苦労で終わったのですが、準備段階では後藤社長と「いかにして経営者の方々に集中してもらうか」という戦略をかなり練り上げました。 経営者の皆さんは意思が強く自由な方が多いので、最後まで飽きさせないコンテンツの内容や登壇の順番、緻密な時間配分など、細部まで徹底的にこだわったんです。

ただ、いざ蓋を開けてみたら、そこには後藤社長が心から信頼して招待した方々の姿がありました。登壇者も参加者も、驚くほど「誠実・謙虚・感謝」を重んじる方ばかりで、全員が自分事として本気で参加してくださった。苦労するだろうと覚悟して準備したことが、拍子抜けするほどスムーズに進んだことが、私の中では一番の驚きであり、深い感銘を受けたポイントでした。

◆イベントの出演者について

-杉原-
ありがとうございます。今回のセミナーは、登壇者のラインナップも非常に豪華でしたね(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。まずは、千本さんや藤崎さんといった日本を代表する方々に講演を依頼された経緯と、参加者の皆さんの反応について教えてください。

-後藤-
まず、千本さんと藤崎さんのご講演が聴けるというだけで、「何としても参加したい」と感じた方は相当多かったのではないでしょうか。

お二人の話がどれほどプライスレスな価値を持っているか。それは弊社のメンバーであればよく理解していますが、多くの起業家にとっても同様です。千本さんは、挑戦を続ける起業家なら誰もが一度は直接お話を伺いたいと願う存在ですし、一方で藤崎さんのような、元駐米大使という立場で外交や国際情勢の最前線にいらした方のお話は、経営者といえども普段はなかなか触れる機会がありません。

しかし現在、世界情勢は激動の中にあります。アメリカや中国といった大国の動向がビジネスに直結する今、経営者の皆さんは非常に高いアンテナを張っています。だからこそ、藤崎さんの視点を知りたいというニーズは確実にありました。このお二人の登壇が決まった時点で、イベント成功に向けた「盤石な土台」は固まったと確信していました。

ですので、企画の真っ先に、まずはお二人にお願いすることを決めました。千本さんにご相談したところ、「素晴らしい試みだ。ぜひ私も参加するし、全面的に協力しよう」と即諾していただいたんです。当日のプレゼンテーションからも、お二人が本気で起業家たちにメッセージを届けようとしてくださっているのがひしひしと感じられましたね。

-杉原-
今回はさらに、ファインドスターグループの内藤社長や、NTTドコモビジネスの本髙様にもご講演いただきました。お二人に依頼される際、どのようなやり取りがあったのでしょうか。

-後藤-
内藤さんは弊社の社外取締役を務めていただいていますし、本髙さんも親友のような間柄ですので、お二人とも快く引き受けてくださいました。ただ、非常に深い関係性だからこそ、あえてこちらからも高いハードルをお願いしました。

相手は感度の鋭い起業家集団です。例えば内藤さんであれば、これまで数多くの講演や勉強会に登壇されていますが、「今までどこにも話したことがないような、一歩踏み込んだ内容をプレゼンしてほしい」とオーダーしました。資料も事前に提出していただき、こちらの意図を反映していただくようお願いしたのですが、私にとって内藤社長は兄のような存在の深い間柄だからこそ、そこまでの依頼ができ、それを引き受けて頂けたのだと思っています。

参加者の皆さんが満足し、納得するためには、全体の設計が極めて重要です。すべてのピースをフルスペックで揃え、内容に重複が一切ないよう、パズルを埋めるように構成を練り上げました。「今の起業家が求めているピースは何か」を徹底的に考え、それを埋めにいく感覚です。

例えば、数百億円規模の売上を築き上げた内藤さんがお話しされる横で、同じ規模感の社長が同じような話をしても重なってしまいます。だからこそ、大企業の視点というピースがどうしても必要でした。その役割を担っていただくには、人間的にも心から尊敬している本髙さんが最適だと考えたのです。

-杉原-
プログラムの構成ひとつとっても、そこまで綿密に計算されていたのですね。

-後藤-
そこはもう、めちゃくちゃ考えましたね。若手起業家による魂の揺さぶられるようなピッチや、書道家の岡西佑奈さんによるパフォーマンスもそうです。岡西さんのパフォーマンスは、当初はプログラムの最後に持ってくる予定でしたが、チームで議論を重ねた結果、あえて冒頭に持ってくることにしました。

最初にあの圧巻のパフォーマンスを観ていただくことで、会場の空気を一気に引き締め、参加者の意識を一点に集中させることができました。普段のイベントでは少しやんちゃな振る舞いをする社長さんも、この日ばかりは背筋を正して聞き入っていましたね。

岡西さんは華があるだけでなく、人間性も素晴らしく、彼女から放たれる気が会場を良いエネルギーで満たしてくれたのだと感じています。ちなみに、パフォーマンスで書き上げていただいた2枚のパネルは、1枚をヒカリエに展示し、もう1枚を抽選でプレゼントしたのですが、イベント終了後に「あのパネル、売ってもらえませんか?」と問い合わせがあったほど好評でした(笑)。

◆準備過程の裏話

-杉原-
確かに、あのパフォーマンスは素晴らしかったですね。制作物の手配や、書道家さんとの連携は川口さんが担当されたと伺いました。パフォーマンスを実現させるにあたって、準備段階で工夫されたことはありますか?

-川口-
後藤社長から「イベントで書道パフォーマンスをやりたい」というお話をいただいたとき、実は私が当初イメージしていたスケールと、社長が描いていた理想の大きさが、あまりにもかけ離れていたんです(笑)。

私は「1メートルくらいの高さかな」と予想していたのですが、いざ相談してみると、社長室に飾ってある大きなユニコーンパネルを指して「あれの倍、2メートルくらいの高さにしたい」と仰ったんです。「本当にその大きさで作るんですか・・・?」と何度か確認しながら、実際にメジャーでサイズを測り、最終的に「やはり2メートルの迫力が必要だ」という結論に至りました。

ただ、いざ発注しようとすると、それほどの特大サイズを制作できる業者さんがなかなか見つかりませんでした。見つかっても「紙を2枚繋ぎ合わせるしかない」「強度が保てるかわからない」という回答がほとんどでした。

そこで、弊社のオフィス内装を手掛けてくださったベストサポートシステムズさんに相談したんです。社内のユニコーンパネルをすべて制作してくださった実績がありましたので。内装業者さんにパネル制作だけの依頼ができるか不安でしたが、快く引き受けてくださいました。サイズはもちろん、ユニコーンの顔の位置といった細かなデザインの微調整まで、何度も何度もやり取りを重ねて完成させてくださったんです。彼らの真摯な協力がなければ、あのパフォーマンスは実現しませんでした。本当に感謝しています。

結果的にあのパネルは大好評で、参加された社長様から「自社のイベントでも使いたいから業者さんを紹介してほしい」というお声をいただいたり、書道家の岡西さんからも「とても書きやすい材質だったので詳しく知りたい」と問い合わせをいただいたりしたほどでした。

-杉原-
これほど盛りだくさんな内容のセミナーですから、当日の進行や準備にも相当なご苦労があったかと思います。進行担当の松谷さんは、当日の朝3時に起きて進行台本を完成させたと伺いました。進行を司る上で、特にこだわったポイントを教えてください。

-松谷-
後藤社長には「起業家の未来が変わる1日にする」という明確なビジョンがありました。私の役割は、その想いをいかに具体的な形に落とし込むかだ。そう考えていました。 イベント運営において最も避けるべきは、進行が滞ることで参加者の集中力を削いでしまうことです。参加者の皆さんに余計なストレスを感じさせず、コンテンツだけに没入していただくにはどうすればいいか。そこを一番に考えました。

イベントの大きな流れは後藤社長が作り込まれていたので、私は、懇親会会場へ移動する際の誘導ルートやスタッフの配置、さらには飲食テーブルのレイアウトといった細部に至るまで徹底的にこだわりました。それらをいかに正確にスタッフ全員へ共有し、動いてもらうかという点に心血を注ぎましたね。

実は学生時代にも1,000人規模のプレゼンイベントを運営した経験があるのですが、当時は若さゆえに2日間一睡もせずに準備をしていました。さすがに社会人になるとそうもいかず、前日は深夜1時から3時まで2時間ほど仮眠をとってから最後の仕上げに取り掛かりました(笑)。

司会を務めていただいたトークナビの樋田さんには、前々日に台本のたたき台をお送りし、最終版をお渡ししたのは当日の朝でした。そんなタイトなスケジュールにもかかわらず、樋田さんは当日の変更や修正にも非常に柔軟に対応してくださり、抜群の安定感で進行を支えてくださいました。本当に感謝しかありません。

-杉原-
確かに、これだけの規模のイベントにありがちなミスやトラブルが、当日は一切見受けられませんでしたね。

-松谷-
ミスがなかったわけではないですが。(笑)実は事前の全体リハーサルも行えていなかったので、個人的には「奇跡的だった」と感じています。 スライド投影の最終確認なども当日の朝に行いましたが、会場スタッフの皆様の多大なるご協力のおかげで乗り切ることができました。会場の支配人の方も様子を見に来てくださり、途中で「本当に素晴らしい会ですね」とお褒めの言葉をいただいたことも、大きな励みになりましたね。

~後編に続く~

☆インタビューアー
D-POPS GROUP アドバイザー 杉原 眼太

次回後編のインタビューでは、
・懇親会について
・運営メンバーについて
・後藤社長と準備を進める中で感じたこと
・「ベンチャーエコシステムの実現」について
などについてお伺いしています。

後編もぜひご覧ください!

 

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これは大きなチャンスでしょうか、それともチャレンジでしょうか。 -渡部- 間違いなくチャンスだと捉えています。 現在、私たちが支援している企業の7割以上がAIを活用した企業になっていますが、これは特別なことではなくなりつつあります。かつて、あらゆるスタートアップがインターネットを活用することを前提としたように、これからはAIを使いこなすことがごく当たり前の風景になっていくでしょう。 ここで重要なのは、AIはあくまで目的ではなく手段だということです。 例えばUberは、本質的には「配車サービス」の会社であって、テクノロジーはそのためのインフラに過ぎません。最高の効率でサービスを回すために、テクノロジーを徹底的に活用しているに過ぎないのです。 これからのスタートアップも同じです。「AIの会社」と名乗らなくても、自社のミッションを最高効率で達成するために、当たり前のようにAIを使いこなす。そんな実利を伴った企業が主流になっていくはずですし、そこには無限のビジネスチャンスが広がっていると考えています。 ◆シブヤスタートアップスが考える、スタートアップエコシステムとは -杉原- それではシブヤスタートアップスが考える、「スタートアップエコシステム」について教えてください。 -渡部- スタートアップエコシステムは、単にスタートアップが存在するだけでなく、成長した企業が次世代の顧客や支援者となり、そこに投資家も加わって、成長のサイクルがその中で完結する状態だと考えています。 現在、日本には支援するリソースはあるものの、スタートアップの数そして人材自体がまだ不足しているのではないかと考えています。そこで私たちは、海外にいる日本に興味を持つ優秀な人材を招聘し、日本のスタートアップエコシステムがより良くなるような取り組みを試みます。 私たちのコミュニティには、ブロックチェーン「Polygon」の共同創業者の創業したスタートアップや、Googleの卒業生コミュニティであるXooglerの共同創業者によるスタートアップなど、スーパースターが52名ほど集まっています。彼らは米国のトップVCから資金を調達できるような実力者たちです。 なぜこうした人材を渋谷に招聘するのか。それは、周囲にユニコーン企業を作る友人がいれば、自分にとってもそれが「当たり前の選択肢」になるからです。逆に、小規模なIPO(上場)が当たり前の環境にいれば、そこが基準になります。 私の役割は、いわばオーケストラの指揮者です。私自身が楽器を弾く(事業を作る)のではなく、最高の演奏ができるプレイヤーを集め、彼らが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えていくこと。それが、私たちが目指すエコシステムの形です。 ◆「ベンチャーエコシステムの実現」について -杉原- さて、最後に、ディ・ポップスグループが目指す「ベンチャーエコシステムの実現」について、共感すること、協業できる領域などがあれば、ぜひお願いします。 -渡部- そうですね、私が協業の可能性を感じるのは「人材の多様性」という領域です。 今、私たちが支援している海外出身の起業家たちは、高い技術力を持つ一方で、日本には詳しくありません。私は、これからのスタートアップはアイドルグループのような多国籍チームが最強だと考えています。各国の出身者がチームにいることで、海外展開の際に現地の販売網やニーズを即座に掴めるからです。「日本人だけ」「外国人だけ」にこだわる必要は全く無いと思っています。 「Sakana AI」や 「Shisa AI」のように、日本の国家戦略を担うAIモデルを開発している創業チームに外国人がいるということも興味深いと思っております。GoogleやOpenAIが米国企業である以上、有事の際にAIインフラが止まる事もあり得るので、自国のAIモデル開発は大事なプロジェクトです。さらに、自国のLLMを開発することはインターネットでは残らないかもしれない日本の文化の細かい部分をAI時代に継承する事にも繋がります。このような日本のインフラ作りの分野にも外国人人材が参入してきています。 こうした多様性を持ってこそ気づける日本の課題や価値は非常に多い。彼らのような「外からの視点」を持つ優秀な人材と、日本国内で強固な基盤を持つ企業が手を取り合い、人材の流動性を高め、多様なチームを支援する仕組み作りで、ぜひ連携していきたいですね。 ☆インタビューアー D-POPS GROUP アドバイザー 杉原 眼太 【シブヤスタートアップス株式会社】 代表者:会長 渡部 志保 代表取締役社長 田坂 克郎 所在地:渋谷区東一丁目29番3号 Shibuya Bridge B棟 設 立:2023年2月 U R L:https://upshibuya.com/
  • INTERVIEW
2026.01.27
渋谷を起点に、世界と日本をつなぐエコシステムを実現する!シブヤスタートアップス株式会社 会長 渡部志保さん【前編】
今回は、ベンチャーエコシステムサミット2025にご登壇いただいた、シブヤスタートアップス株式会社 会長の渡部さんにインタビューさせて頂きました。 (このインタビューは2025年11月に実施いたしました。) ◆ベンチャーエコシステムサミット2025について -杉原- 今回は、株式会社シブヤスタートアップス 会長 渡部志保さんにインタビューさせていただきます。宜しくお願い致します! 2025年10月2日に開催した「ベンチャーエコシステムサミット2025」では、私と一緒にご登壇いただき、ありがとうございました。お陰様でイベントも渡部さんのセッションも大盛況でした。本イベントも第二部の懇親会にもご参加いただきましたが、イベントに対する率直な感想をお願いします。 -渡部- こちらこそ、ありがとうございました。セッションも盛り上がり、私自身とても楽しませていただきました。 今回のイベントに参加して一番に感じたのは、他にはないファミリー感と一体感です。日頃から多くのイベントに登壇していますが、これほど温かい雰囲気は珍しいですね。レジェンドである千本さんや藤崎さんはもちろん、後藤社長のご家族までいらっしゃっていたり、人事の方が事務局としてお弁当を配っていたりと、組織の垣根を超えた手作り感と連帯感に感動しました。 また、私にとって大きな収穫だったのは、日本の起業家の熱量に直接触れられたことです。普段、私は海外起業家の招致に注力しているため、日本のドメスティックなエコシステムと深く接する機会が少なかったのですが、「日本にもこんなに面白いスタートアップがたくさんあるんだ!」と新鮮な驚きがありました。 さらに驚いたのは、参加者の多様性です。日本語のイベントでしたが、在日外国人の起業家の知り合いも参加しており、「なぜこんなに日本っぽい場所にあなた(渡部)がいるの!」と言われ笑ってしまったほどです(笑)。 日本のベンチャーエコシステムという枠組みでありながら、実は非常にオープンで多様性に富んでいる。その姿を見て、私たちがシブヤスタートアップスで取り組んでいることと、根底にある精神は同じなのだと強く実感しました。 -杉原- 本当におっしゃる通りですね。外部のイベント会社を一切入れず、1年以上前から後藤社長と社内スタッフだけで準備を進めてきた手作りイベントだったことも、あの一体感に繋がったのだと思います。 実は、参加者の方々から「渡部さんは素晴らしいご経歴をお持ちなのに、驚くほど自然体で親しみやすい」「キラキラしていて憧れる」といった、議論の内容だけでなく渡部さんのお人柄に惹かれたという声が多く寄せられました。こうした反響については、どのように感じていらっしゃいますか? -渡部- そう言っていただけるのは、本当に光栄です。ただ、「キラキラしている」なんて、自分ではとんでもない話だと思っています(笑) 外からはそう見えるのかもしれませんが、自分自身としては、常に「崖っぷち」のような必死な思いで毎日を駆け抜けているのが本音です。私の方こそ、挑戦し続けている起業家のみなさんを見ていると、まぶしく、時には羨ましく感じることもあります。 私は、ベンチャーエコシステムの主役は、あくまで挑戦している起業家の方々だと思っています。私たちが運営するコミュニティでもそれは同じです。 ですので、私個人への過分な評価は恐縮してしまいますが、私の自然な姿を見て何かを感じていただけたのなら、それは素直に嬉しいですね。これからも主役である起業家の皆さんが最高に輝けるよう、裏方として支えていきたいと改めて思いました。 -杉原- 逆に、イベントに参加した一人のゲストとして、刺激を受けたり知見を得られたりしたセッションはありましたか? 以前、別の記事で「書道に興味がある」と拝見したのですが、今回の書道パフォーマンスはいかがでしたか。 -渡部- 私自身、幼い頃に書道を嗜んでいたこともあり、とても感慨深かったです。 現代はインターネットやテクノロジーがあふれ、誰もが多忙な日々を送っていますよね。そうした中で、書道や茶道、ピラティスのように「ゆっくり動くこと」に価値を置く世界観に触れると、驚くほど心が静まります。デジタルのスピード感とは対照的な、あの静かな時間は、今の時代にこそ大切なものだと改めて感じました。 また、サミット全体を振り返ると、本当に多くの方々と対話できたことが大きな刺激になりました。起業家の皆さんが熱を持ってご自身の事業を語ってくださる姿や、会場で偶然再会した起業家の皆さん、日本を代表するリーダーシップからのお話。 そうした交流を通じて、日本にも次世代のイノベーションコミュニティがあることを肌で感じられたのは、私にとって非常に大きな収穫でした。 -杉原- 後藤社長自身が非常にグローバルな視点をお持ちなので、すでに培われたネットワークから素晴らしい方々を招待されていたのでしょうね。ディ・ポップスグループとしても、今後は海外起業家への投資を本格的に検討しており、この輪はさらに広がっていくはずです。改めて、今回はサミットへのご登壇、本当にありがとうございました。 ◆シブヤスタートアップスについて -杉原- さて、ここからは「シブヤスタートアップス」の活動についてお伺いします。改めて、どのような取り組みをされているのかご紹介いただけますか? -渡部- シブヤスタートアップスは、渋谷区と日本を代表する大企業がタッグを組んだ、官民連携のスタートアップ支援組織(アクセラレーター)です。 国内のスタートアップだけでなく、海外から優秀な起業家を日本へ誘致する活動も行っています。グロース支援に合わせ、ビザ申請や銀行口座開設のサポートもしており、現在は参加スタートアップの創業者のうち80%以上が海外出身者という非常に国際色豊かなコミュニティになっています。 私たちが注力しているのは、日本の社会課題を解決する技術を持つ企業の発掘です。例えば、少子高齢化社会に対応する「エイジテック」や「ロンジェビティ(長寿)」、物流業界の人手不足解消といった領域、さらには日本が強みを持つアニメ・ゲーム・VTuberなどの「ファンダムエコノミー」など、多岐にわたります。 こうした日本の市場特性に魅力を感じる才能を、私たちが世界中から直接スカウトしてくるのが特徴です。彼らが日本でのビジネスを志した際に、スムーズに活動できるよう伴走支援を行っています。来日する前から私たちがスカウトし、日本に降り立った時にはすでにパートナーとして関係が築けている。そんなイメージで活動を広げています。 -杉原- 現在は、海外に拠点を持つスタートアップが日本市場へ参入する際のサポートがメインになるのでしょうか? -渡部- そうですね、そうしたケースが多いです。日本に支社を構える場合もあれば、日本に本社を置く決断をするチームもありますが、すでに複数の拠点で活動しているグローバルな視点を持った会社が多いです。 私たちが特に注力して支援しているのは、いわば「グローバルニッチ」な領域です。 例えばアニメ業界を例に挙げると、アニメファンは世界中のあらゆる国に存在しますが、一つのコミュニティとしてはまだ「ニッチ」な側面を持っています。しかし、そのニッチな層が世界中に点在しているため、掛け合わせれば非常に大きな「グローバル・スケール」の市場へと成長します。少子高齢化や介護などの市場も同じ見方ができると思います。 このように、特定分野で深い専門性を持ちながらも、世界規模で戦えるポテンシャルを秘めたスタートアップ。私たちは、そうした「グローバルニッチ」な輝きを持つ企業を優先的に発掘し、日本市場へと繋いでいます。 -杉原- シブヤスタートアップスが支援する企業は、やはり渋谷区内に拠点を置くことが条件になるのでしょうか? -渡部- いえ、実はそうではないんです。他の区であっても、東京都以外であっても構いません。 もともと渋谷区には、この会社ができる前から『Startup Welcome Service』という窓口があり、ビザ取得などの煩雑な行政手続きから日本での生活面に至るまで、包括的に一元サポートする体制が整っていました。さらに『Shibuya Startup Support』を通じて、スタートアップ支援に関する情報をオープンに発信する取り組みも積極的に行っています。 私たちの根本にあるのは、「日本でビジネスをしたい」という志を持って渋谷にやってくる起業家の皆様を全力で支援したいという思いです。渋谷という場所を入り口にしつつも、広く日本全体のエコシステムに貢献していくことを目指しています。 -杉原- なるほど。地域という枠に縛られず、日本への入り口を広く構える素晴らしい取り組みですね。 ちなみに、現時点で支援されているスタートアップは何社ほどになるのでしょうか? -渡部- 現在は、支援している企業数で言うと52社になります。 その顔ぶれは非常に幅広く、エイジテックやクリエイターテックをはじめ、物流、ロボティクスなど多岐にわたりますが、一貫しているのは「日本で取り組むからこそ価値がある」という視点です。 日本の社会課題解決に直結するものや、日本の強みを活かせる領域を中心に、私たちが直接リクルートしています。その52社のうち、現在7社に対しては出資という形でも支援を行っています。 ◆スタートアップへの具体的な支援や伴走の内容 -杉原- スタートアップへの具体的な支援や伴走の内容について、いくつか例を挙げていただけますか? そこには、渡部さんやスタッフの皆さんのどのような経験・知見が反映されているのでしょうか。 -渡部- 大きく分けて2つの軸があります。 1つ目は、日本でのビジネスを立ち上げるための「基盤づくり」の支援です。 ビザ取得のサポートや拠点の提供などが挙げられます。例えば、今このインタビューを行っている『渋谷ブリッジ』は渋谷区のコワーキングスペースですが、ここに来れば、渋谷区の支援会社や我々のアクセラレーター(UPプログラム)の参加企業はもちろん、イベントに参加する起業家や支援者と交流できるようなコミュニティの場を私たちが渋谷区さんとデザイン・運営しています。 また、海外起業家にとって壁となるのが「銀行口座の開設」です。通常は1年近くほどかかるケースもあると理解していますが、私たちは最短2週間程度で開設できる支援体制を目指します。その他、登記や会計などの支援にも繋ぐといった活動も行っています。 2つ目は、事業を加速させる「グロース支援」です。 市場開拓の戦略立案からリサーチ、実証実験(PoC)のデザイン・実行までを支援します。資金調達の面でも、アジア、北米、そして日本の投資家を、そのスタートアップに最適な形で繋いでいます。 私たちは、いわば「スイスのアーミーナイフ」のような存在でありたいと思っています。起業家の皆さんのあらゆる困りごとに対応し、必要なツールを差し出す。そんな万能なコンシェルジュとして、多角的なアドバイスと実務支援を行っています。 -杉原- こうした多岐にわたる支援は、渡部さんお一人で担われているのでしょうか? -渡部- 領域によって役割を分担しています。例えば、最初にお話しした手続きや事務周りのサポートについては、専門チームと密に連携して進めています。その一方で、私自身が主軸として担当しているのは、2つ目の「グロース支援」の領域です。 -杉原- 支援を受ける側からすれば、渡部さんのような方が並走してくれるのは本当に心強いでしょうね。 -渡部- ハンズオン支援は非常に奥が深く、一筋縄ではいかない難しさもあります。ただ、ここで私自身のこれまでのキャリアが一番活きていると感じます。私自身もかつてスタートアップ側で同じ苦労を経験してきたので、彼らが直面する大変さが痛いほど分かるんです。 ですから、彼らと一緒に走ることは全く苦ではありません。単にアドバイスをするだけでなく、時には起業家と一緒に私自身が資金調達のストーリーを練り、メディアへの橋渡しをしてピッチの場を作ることもあります。自分にできることは、文字通り「全部やる」というスタンスです。 そうやって彼らと間近で向き合っていると、ふと「自分もまたスタートアップの現場に戻りたいな」と羨ましくなってしまうこともありますね(笑) -杉原- ご自身がプレイヤーだったからこそ、現場の熱量に触れると「自分もまた」という気持ちになりますよね(笑)。 それにしても、支援先が52社というのは驚異的な数です。これほどの企業を、どのような形で集められたのでしょうか。 -渡部- 実は、この会社を創業後、しばらく私一人で活動していたこともあり、海外で広報活動はしなかったので(そもそも海外媒体はどこも取り上げないのでニュースにもならなず)採択したスタートアップのほとんどが口コミや私の人脈からの推薦による広がりなんです。私が代表に就任した2023年前後は、コロナ禍を経て世界が大きく動き出し、生成AIやブロックチェーンといったテクノロジーが急激に普及した時期でした。米国をはじめとする国際情勢の変化も重なり、海外の起業家の間で「日本市場に挑戦したい」という機運が高まっていたんです。 そんなタイミングで私がこの仕事を始めたことを伝えると、ありがたいことに世界中の友人や知人が声をかけてくれました。「日本にぴったりの面白い会社があるよ」「うちのVCの投資基準とは少し違うけれど、日本市場なら間違いなく輝くはず」といった紹介が次々と舞い込んできたんです。 また、Google時代に切磋琢磨した元同僚たちのコミュニティからも多くの縁がありました。かつて20代・30代を共に過ごした仲間たちが今や起業家となり、互いに助け合える関係になっていることは大きな財産です。さらに、スタンフォード大学院での恩師であり、ご自身もベンチャーキャピタリストであるリチャード・ダッシャー博士がアドバイザーとして参画してくださったことも、コミュニティの信頼を高める大きな力となりました。 振り返れば、これまで築いてきた世界中のコミュニティが、今の仕事に生きていると感じ感謝の気持ちで一杯です。 (リチャード・ダッシャー博士:スタンフォード大学にてアジアとイノベーションの研究をしている。2025年には長年の日米交流と教育研究への貢献が評価され、日本政府から外務大臣表彰を受けた。設立当時アドバイザーで現在は退任。) -杉原- リチャード・ダッシャー博士のような存在がバックアップしてくださるのは非常に大きいですね。 ディ・ポップスグループでも、会長でありKDDI共同創業者の千本さんや顧問の藤崎元駐米大使といった方々が名を連ねてくださっていますが、そうした「重鎮」の存在は起業家へのエールになるだけでなく、事業開拓においても信頼の証となります。トップ層が応援したくなるような志の高い取り組みは、本当に大切ですね。 そうした活動の結果、具体的に飛躍を遂げたスタートアップの事例があれば、ぜひ教えてください。 -渡部- 一つは、もともと日本進出を全く考えていなかった才能を日本へ呼び込めたケースです。 Xoogler (元Google社員からなるコミュニティ)コミュニティ創業者の二人が、テック業界での大規模なレイオフ(一時解雇)に直面した人々のためのプラットフォームにインスパイアされた、Key.aiというスタートアップを始めました。当初、彼らの視界に日本はありませんでしたが、私たちが投資し、伴走することで日本への道筋を拓こうとしています。このように「本来なら日本を素通りしていたはずの層」をエコシステムに巻き込むことこそ、私たちの存在意義だと感じています。 また、生成AIを活用したアニメ制作のスタートアップも印象的です。 2023年に国連から労働環境について指摘を受けるなど、日本のアニメ業界(特に大手を除いて)は人手不足や過酷な環境という課題を抱えています。そこへ、日本のアニメを愛する海外からきた創業者が「生成AIでクリエイターを支援できれば」と活動しています。 私たちは、いわば「産業プロデューサー」のような立ち位置です。製品・サービス、マーケティング・PR、市場進出・資金調達など幅広い戦略を、起業家と二人三脚で練り上げることもします。そうして一企業の運命が変わる瞬間に少しでも力添えできたとき、この仕事の意義を深く実感しますね。だからこそ、サポートの質には徹底的にこだわっています。 ~後編に続く~   ☆インタビューアー D-POPS GROUP アドバイザー 杉原 眼太 【シブヤスタートアップス株式会社】 代表者:会長 渡部 志保 代表取締役社長 田坂 克郎 所在地:東京都渋谷区東一丁目29番3号 Shibuya Bridge B棟 設 立:2023年2月 U R L:https://upshibuya.com/   次回後編のインタビューでは、 ・スタートアップ支援を選んだ理由 ・渋谷、日本の魅力 ・シブヤスタートアップスが考える、スタートアップエコシステムとは ・「ベンチャーエコシステムの実現」について などについてお伺いしています。 後編もぜひご覧ください!
  • INTERVIEW
2026.01.22
【グループ会社インタビュー】株式会社プラスト 山下 友由 社長 真崎 二郎 専務 ~後編~
D-POPS GROUPでは、現在約24社のグループ会社が仲間となっています。 今回は、2024年9月にグループジョインした株式会社プラストの山下 友由 社長と真崎 二郎 専務へ、インタビューしました。 (こちらのインタビューは、2025年7月に実施しました。) 前編の記事は、こちらからご確認ください。 ◆導入事例のインタビュービデオについて -杉原- プラストのHP上に公開されている導入事例のインタビュービデオを拝見したのですが、あるお客様が、「社員の方が女性の方も男性の方も皆いい人柄で、なんか、会社の良さが、なんなら社長の良さがすごいよく分かって・・」とおっしゃっている姿がとても印象的でした。営業の方の誠実な姿勢が会社のブランドそのものになっている感じがしました。 -山下- ありがとうございます。お客様は商品やサービスを導入する前は『プラストに任せて大丈夫だろうか?』『同業種の経営者は導入して実際にどう感じているんだろう。』と心配をされる方も少なくはありません。そんな不安を少しでも解消していただくためにはお客様の声だと考えました。最初は、当たり前ですが0からお客様の声を1社1社にお願いして集めていきました。 徐々にそういったインタビューの件数が増えてくると、自社を客観視できるといいますか、例えば、なぜ当社とお付き合いをしていただけたのかとか、具体的にどのようにサポートをすればお客様が喜んでくださるとか今後のお客様へのサポートの方法の参考になってきました。「このように対応したらお客様は助かるよと言ってくださるんだ。」「こんな感じで一緒にお店のことを考えたらオーナーに喜んでいただけるんだ。」というような気づきがありました。 そしてインタビュー動画を視聴してみると、自分たちの強みとかも改めてお客様に教えていただけたりするので、「あ、ここがうちの強みなんだ」ということを理解できるし、じゃあここをもっとチームの強みとして出していこうと思えるなと感じています。 -杉原- 日本マーケティングリサーチ機構(JMRO)では『店舗アプリ制作部門 導入して良かったお客様の声公開インタビュー数』、『ホームページ制作部門 導入して良かったお客様の声公開インタビュー数』の2部門でNO.1を獲得されていましたね。 これだけのインタビューをされているのはすごいことだと思います。どうやってインタビューをされているんですか。 -山下- 実は契約の段階で、「もし導入して成果が出て満足したと感じていただけた場合、導入後のお客様のインタビューに後日ご協力をお願いしてもよろしいでしょうか?」というようなお話をさせていただいたり、契約書にそのお願いの内容も入れているんです。 お客様からは、『いい作品に仕上がったらいいよ』『効果が出たらうちも嬉しいし、その時はバンバン営業で使ってくれていいよ!』とおっしゃっていただけることが多いですね。正直恥ずかしいからちょっと遠慮するよと言われることが無いとは言えないですけどね。インタビュー動画に関してもほぼ当社のメディア制作課の映像チームで作っています。 -杉原- 素晴らしいですね。その動画を見たお客様や社員の皆さんはどんな反応をされるんですか。 -山下- まず社員については、社内のslackで、導入事例インタビューチャンネルのようなものを作っていて、インタビューが出た時は全社にインタビューが共有されます。 オフィスにあるモニターでも流れているものはあると思うんですけど、インタビューを全社で共有して、このサポートをしてくれているのは誰で、アポイントのご縁を繋げたのは誰で、営業担当は誰だということをみんなが知ることができて、この人のサポートはこんな風にしてくれてるんだ、とかがお客様が語ってくださることでわかるんです。 普段はは部署が違う人や営業職の人達はサポートチームがどれだけお客様に寄り添って仕事をしてくれているかというのをそこまで詳しくは知らないんです。 サポートについて触れてくれているお客様だと名指しで話してくれることがあるので、サポート担当やいい営業をしている担当にもスポットライトが当たるんですよね。 また、商談時に動画を視聴していただいたお客様の場合は、視聴後に『わかりました。御社に任せますよ』とおっしゃっていただけるケースもあったり、後日やっぱり導入しますとお電話をいただくことも少なくはないので、そういうお客様は導入後にいいお付き合いが出来るイメージが沸いてくださったんだと思います。 -杉原- そういう意味では、獲得に行く営業だけじゃなく、サポートの人も、社内の営業の人も、みんなに光が当たるように仕組み化していらっしゃるんですね。 -山下- そうですね。営業職だけでなく、普段数値化されないけれど大事な仕事をしてくれている従業員に光が当たるような仕組みづくりをすることにおいては、真崎と一緒に常に意識をしているかもしれないです。 もちろん営業会社だと営業が評価されやすいという面はあるとは思います。でも営業職だけが光が当たるよりはそれぞれの任された大事なポジションで頑張ってる人たちにしっかりと光が当たるようにした方が、全社がより一層盛り上がるなとは思っています。 -杉原- 経理とか人事とか、お客様と接点のないバックオフィスの人たちも重要ですよね。そういう方たちにも社内で光をあてる取り組みをされているんですか? -山下- 月間MVPというものをやっていまして、各事業部や部署から今月1番輝いていた人を選出しています。 月間MVPは、大体会社全体で15名程候補者が選出されます。その中からトップセールス賞、事業部MVP、そしてプラスト月間MVPを1名決定しています。最終的に受賞者については表彰状や副賞を授与していて、その結果をinstagramなど社外にも公開しています。公開する際にも本人やご家族、友人がそのSNSをみて『いい仕事をして活躍しているんだな』と思えるような取り上げ方も意識して広報担当が作成をしてくれています。 6月は日々みんなのシステム周りの相談にのってくれたり、今回の本社移転の時に土日も返上して対応してくれた情報システムチームのリーダーが全社のMVPでした。 時には営業成績がぶっちぎりのトップ営業マンがMVPをとったり、お客様から評価が高かったサポート担当がMVPをとったりなど、いろいろあります。 ◆社名の由来 -杉原- とても良い取り組みを聞くことができて良かったです。 続いての質問です。ミッション・バリューのページで、社名の由来としてPlan、Unique、Solution、これら全ての円を包括する形でTrustの円が覆っていることが印象的です。先のお客様の声にあるように、Plust社の皆さんとお客様との間に強い信頼関係が築かれているように思えます。 この理念のあたりを詳しくご説明いただけますか? -山下- Planは、お客様に対して目線合わせたプランを提供することで全力で取り組む。Uniqueは、お客様に対しての提案も我々独自のユニークな視点で提案していく。Solutionは、お客様の抱える問題を解決する。この3つの言葉の頭文字であるPLUS(プラス)というものを全力で取り組むことによって、最終的にお客さんからのTrust=信頼を勝ち取る。そんな意味を込めて社名を作っています。 これは設立からずっとそうで、先ほど理念を深く浸透させずに日々の経営をしていたというお話をさせていただきましたが、実は理念そのものはちゃんとあったんです。 ただ、その理念を日頃の事業に落とすと、掲げた理念と当時の現場との間にに大きなギャップが差があって、私が経営者として今よりももっと未熟で、それをうまく連動させられなかったんですよね。 -杉原- 社名の意味は設立時に決めていらっしゃったんですね。ミッションや理念は設立時と今も変わらないのですか? -山下- 基本的な理念の大元の部分は変わっていないんですけど、ミッションとか言語化とかビジョン・バリューなどは、3年くらい前に真崎と各事業部責任者たちが一緒に話し合って、半年がかりぐらいで完成させてくれました。バリューまで実現できるようなものを作るために、それぞれ立場が違う責任者たちが集まってそれを作って、一冊の本にしたんです。 バリューを決めるときも、「なんかプラストとしてこういう言葉をよくみんな使ってるよね」とか、「これってうちっぽくていいよね」とかいう感じのことを文字にしていきましたね。 -真崎- そうですね。理念も、最初はふわっと理念があったとしても、誰もそこを見たり、目指したりはしていなかったんです。 でも人も増えてきて、それではいけないよねという話で、山下からそういう機会を設けていただいて、理念屋ミッションなどを作るプロジェクトをやりました。 プラストとして大事にしなきゃいけないものは何なのか、プラストというみんなの幸せの基盤を続けていくにはどうしたらいいのかというのを、もう永遠のテーマにしたというところで理念を作って、ブランドブックという形で残しました。 ブランドブックができてからは、新しく入ってきた人にも伝えやすくなりました。ブランドブックを見せて「これを目指してます」と、これに共感できる人だけプラストで働いてほしいという風に伝えられるようになりました。採用の面でも、プラストの理念やミッション、ビジョン、5つのバリューなどを見て共感してくれて応募してくれる方もいらっしゃいます。 ◆地域貢献継続支援プロジェクト -杉原- HP上では広範囲の社会貢献活動の歴史を見ることができるのですが(過去累計約4千万円)、どういった想いで、これらの寄付や支援活動をされてきたのでしょうか? -山下- この活動は【地域貢献継続支援プロジェクト】という名称のプロジェクトなんですが、実は私達の日々の仕事というのは、言い方がよくないかもしれませんが、【究極のワンパターン】の仕事とも言えるんですよね。 営業活動して、丁寧にアポイントを取って、熱意をもって商談して、しっかりサポートをする、お客様のHPをご満足いただけるように制作するなど。 その日々の仕事に、もっと大義といいますか、自分たちが日々取り組んでいる仕事は世の中の役に立っていたり、誰かの幸せに繋がっているんだという風に思えた方が、より真剣に目の前の仕事に向き合えるんじゃないかなと思うんです。 あと、気持ち的にも、自分の仕事が誰かから『ありがとう』と言われると嬉しかったりするじゃないですか。ですので私達がやっていることはとても微力かもしれませんが、寄付や活動を通じて少しは困っている人たちの役に立っている実感があるといいなと思っています。 だから、純粋なボランティアに取り組んでいる方々のマインドとは少し違うかもしれないですね。 そういう意味では、少しでも誰かが喜んでくれたらいいなと感じられる。ただ、それを誰かが喜んでくれるからといって、自分たちのビジネスで利益を減らして、自分たちのビジネスがうまくいかなくなることはちょっと違うな、あまり格好よくないなと思うんです。 だからしっかり利益を上げて、普通は片方しかできないようなことを両方できたら、それは格好いいんじゃないかと。そう考えたらこれは絶対両方やることに意味があって、利益をしっかり出して、従業員の給与を還元して、会社としてはビジネスを成長させながら世の中に貢献することをやるという、これだったら誰も文句ないでしょっていうものをやりたいなと思っています。 これは可能な限り限りずっと続けていきたい活動です。 -杉原- 素晴らしい活動ですね。 続いての質問です。今年の5月に本社を移転しましたね。どんなコンセプトで新オフィスはデザインされたのでしょうか? -山下- 今回は同じビル内で11年ぶりの本社拡大リニューアルなんですが、各地域に営業所がある中で『ここが本社だ!』と思えるオフィスにしたいなと思ったんですよね。 内装もとことん業者の方と話し合ってこだわりましたが、ただ、おしゃれにしたい、かっこよくしたいというわけではなく、理念やブランドブックを反映させたものにさせたいなと考えました。 いろんな業者さんと色々話し合ったりして作って、今後長く使うものだと思ったので、派手ではなく、やっぱり出社したくなるような気がいい明るいオフィスにしたい。落ち着いてて、なんだか信頼がにじみ出ている。日々ストレスが溜まる仕事もたくさんあるので、せめて本社にいると少しでも癒される時間があったりとか、よりアイデアが出てくるような環境であったりなど、長く飽きないデザインにしたいと思って作りました。 ◆成長のための決断 -杉原- ありがとうございます。ところで、昨年秋にディ・ポップスグループ入りするご決断をされましたが、優良企業のプラスト社さんには当時多数の企業からM&Aのオファーがあったのではと容易に想像ができます。ディ・ポップスグループ入りをご決断された一番の要因は何だったのでしょうか? -山下- やっぱり後藤社長じゃないですかね。他にもいろいろな上場企業の社長や役員の方とお会いして本当に素晴らしい方がたくさんいらっしゃったんですけど、うちのグループをこうしてほしいとか、こういう分野で活躍してほしいみたいなお話はされますが、私やプラストがどうしていきたいかという質問はあんまりされなかったんです。 真崎にも話はしてるんですけど、会社を立ち上げた創業者である自分にとって、たとえ大企業であろうとどこかのグループに入るということは、実は簡単な決断ではなくて。 それに、もしその決断をするのであれば、本当にプラストや会社で働く従業員のみんなにとって明るい未来に繋がっていくようなグループ入りじゃないと意味がないなと考えていたんです。 その中で後藤社長は唯一、「山下さんは今後どうされていきたいんですか。」ということをメインで聞いてくださって、その私の想いをまず先に聞いてくださったことがとても嬉しくて、自分自身も経営者として更に成長していきたいし、理念を実現できるように会社ももっともっと発展させていきたい、その上で実はこういうことを考えてて、こういうことが今後将来的に悩むと思ったので、なんてお話をしました。 その中で何回かお会いしてお食事もさせていただいたりする中で、後藤社長から『今後も山下さん主導でプラストの経営はお任せします。ディ・ポップスグループは山下さんや皆さんが目指すプラストの発展と飛躍を後方から支援する強力な応援団としてありたいと思っています。』ということをおっしゃっていただけて、その言葉は私の中で凄く大きく、今後一緒にお仕事させていただくイメージがすごく湧きました。 それもあってほぼほぼ気持ち的にも後藤社長と、ディ・ポップスグループと共に会社を発展させていく決断をしかけた時に、真崎と2人で食事に行って、グループ入りを考えていること、今後考えていることを色々と伝え、相談したところ、真崎も賛成してくれました。 社内に展開したのは、9月の決算が終わって10月くらいから、社員に説明しました。段階を追って7回ぐらい説明しましたね。 -杉原- 真崎さんは、山下社長からグループジョインの話を聞かれてどう思われましたか? -真崎- 最初に山下から聞いた時は、会社も人が増えてきて、我々だけでこのままずっと何年も続けていくには考えなきゃいけないねというところに差し掛かってきて、山下も色々考えていたときでした。そんな時に話を突然聞かされて、今後出てくる様々な問題を解決するには、やっぱりグループ入りが最善の策なんだなと思いました。いろいろとお話を聞かせていただいて、納得はしていたので。 それと、今までもそうなんですけど、山下が認めたというか、惚れた方っていうのは、大体素晴らしい方たちだったので、そこは間違いないなっていう信頼がありました。私はその時後藤社長とは面識が全然なかったんですけど、そのあたりは全く心配していませんでした。 -杉原- グループ入りの調印の日の夜に千本会長主催のチャリティパーティーがあって、その日に山下社長と真崎さんも参加されたんですよね。 -真崎- そうでしたね。私が埼玉のオフィスで仕事していたら電話がかかってきて、今からすぐに日本橋に来てくれといわれました。(笑)そんなすごい人のパーティがあるのかと思って即日本橋に行って参加させていただきましたけど、行ったら参加者の方もすごい方ばかりでしたね。でも素晴らしい会に参加して、貴重なお話をお聞きすることができてとても良かったです。 ◆「ベンチャーエコシステムの実現」に向けて -杉原- D-POPS GROUPでは、「ベンチャーエコシステムの実現を目指す」をスローガンにしていますがその目標に共感する部分はどんなところですか?共にベンチャーエコシステム作りを目指す上での意識や活動などはありますか? -山下- ベンチャーエコシステムに関しては、我々プラストとしてのグループ会社が今3社ある中で、ある意味小さいベンチャーシステムがうちのグループ内でもあるので、協力しながら仕事することによって、事業部の垣根を超えてシナジーが生まれることを実感しています。 ホームページのサポートメンバーがOA機器であるセキュリティ商材を販売したりとか、ホームページを作りたいという企業さんでいらっしゃった時に紹介が生まれたりとか、そういったことが事業部の垣根を超えて起こってること考えると、グループがやろうとしてるベンチャーエコシステムが、外に請求書が出てるものを、グループ内で請求書が回るようになったりするだけでもお金が回ってもきますし、新たなビジネスが生まれるかもしれないしということはすごく共感はできるので、この仕組みが会社が倒産せずに生き残っていける1つの方法としていいんだろうなということを自分たちの経営の中でも感じてますね。 ◆5年後の理想の姿 -杉原- ありがとうございます。プラスト社の5年後の理想の姿を教えていただけますか? -山下- 理想はやっぱり今以上に多くの人にプラストで働いてて良かったなって思える人が増えていることが理想です。 売上はあくまでも目的ではなく手段と考えていますので、これぐらいの売上になってたいとか、こうなってたいってのは正直そこまで意識をしていないかもしれません。 ただ、自分自身も一緒に働くみんなにとっても自分たちのバリューである「最新が最高」であり続けたいなということにはこだわっていたので、『あの頃は良かった』『あの時は私は凄かったのよ。』と過去の栄光やいい思い出話でお酒を飲むより、チャレンジを沢山して失敗も重ねつつ、今よりも多くの従業員のみんなと共に、今の自分達が過去最高のプラストだよねっていうことを5年後も笑って話していたいなと思います。 -杉原- では、従業員や関わる人たちみんなが幸せと思える未来に向けての課題と取り組みを挙げていただけますか。 -真崎- 今まで20年やってこられたっていうことと共通するんですけど、あまり未来っていうのを考えてこなかったというか、いい意味で、過去の未来ではなくて、今現在がどうなのか、今現在が1番じゃないとダメだよねという考え方なんですよね。 なので、あんまり先を見すぎるのも良くないし、過去は絶対に振り返ってはいけないと思うんですけど、今現在幸せなのか、過去最高なのかというのを意識しながら、1年1年積み重ねてきた結果が今なんじゃないかなと思っています。 この5年後というと、もちろん経営側としては考えていかなきゃいけないんですけど、数字的な目標はあまりなくて、ひとつだけ言えることは、業績は可能な限り毎年過去を更新し続けていきたいなっていうのがありますね。 -山下- 実は5年計画、10年計画を立てていた時期もあったんですけど、リーマンショック、東日本大震災が発生したり、コロナ渦があったりとか、また能登半島地震があったり、数年ごとに予期せぬことが起こっていて計画通りにいかないんですよね。その経験から、地味ではありますが、ベストを尽くし毎日を積み重ねていく、そんなことを地味に継続し続けることが結局は明るい未来に繋がっていく最短の方法なのではないかとこの21年で感じています。 ◆ホームページを訪問した読者に向けて一言 -杉原- では最後に、このホームページを訪問した読者の方に一言お願いいたします。 -山下- じゃあ、私はグループにジョインすることを少し検討している創業社長に向けてお話します。私のような創業社長は長年自分たちでやってきて途中でグループに入ることになると、結構抵抗ある方もいらっしゃると思います。 私もその抵抗があって、いろんな葛藤があったんですけど、D-POPS GROUPは本当に経営を任せてもらえる。 かつその応援団としてバックでしっかり支えてくれるっていう、そういう風な意識を持ちながら、より自分たちのこの会社が成長することを支えてくれるようなグループだと思ってるので、もし検討をしてる人がいたら1回話聞いてみてもいいんじゃないかなとは思いますし、もしそういった素晴らしい方がグループに加わってくれるとこちらも刺激になるので、ますますちょっと面白くなるかなと思ってますので、もしご縁があったらぜひよろしくお願いします。 -真崎- D-POPS GROUPに入って、素晴らしい経営者の方やアドバイザーの方たちがいらっしゃるので、そういった方たちから貴重なアドバイスをいただけるっていうのが、今までになかったプラスの強みになってくるんじゃないかなと思います。 ☆インタビューアー D-POPS GROUP アドバイザー 杉原 眼太   【株式会社プラスト】 代表者:代表取締役 山下 友由 所在地:埼玉県さいたま市中央区新都心11-2 明治安田生命さいたま新都心ビル20階・23階 設 立:平成16年10月22日 U R L:https://www.plust.jp/
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2025.09.25
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